本格クロカン4WDですらオモチャにみえる「究極のメルセデス」! 「ウニモグ」の乗用個人所有は現実的に可能? (2/2ページ)

Mサイズミニバンよりも短い全長で扱いやすい

 実際に、アーバンウニモグは乗ったことがあるが、感覚としては普通の中型トラックを運転しているのと同じで、とくに扱いづらい感じはなし。

 コクピットの表示には、どんな国のどんな地域の人でも使えるようにという配慮から、ギヤのハイローの表示が「うさぎと亀」のようにイラストも多用されており、ウニモグならではのディテールにあふれていた。

 そのほか、産業用に使われていたものの払い下げを買うこともできるが、オーナーによれば、走りは快適ではないとのこと。快適だったアーバンウニモグとの違いは駆動系のギヤ比で、産業用なのでスピードを出す必要もないため、低速重視のローギヤとなる。アーバンウニモグはハイギヤード化されているので、高速道路でも普通に走ることができる。

 そのほか、所有上の問題点はいろいろあって、部品が高いのは仕方がないとして、古いモデルだと排ガス規制に引っかかって登録できないことが一番大きい(最近のモデルはユーロ6にもパス)。

 免許に関しては、車両総重量、車両重量によるが、普通免許で運転することはできる。また、サイズはアーバンウニモグで、全長=4.4m、全幅=2.1m、全高=2.6mほど。全幅はかなり大きいが見切りはいいし、全長はミディアムクラスのミニバンよりも短いので、取りまわしはしやすい。

 興味があって条件が合う方は所有してみるのもいいだろう。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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