5年ローンでの残価率は衝撃の29%! アルファードに20%も差をつけられたクラウンの落ち込み (1/2ページ)

5年ローンでの残価率は衝撃の29%! アルファードに20%も差をつけられたクラウンの落ち込み

この記事をまとめると

■トヨタ・クラウンの人気のひとつにリセールバリューの高さがあった

■しかしいま、クラウンの残価率は29%

■その理由や次期型の行く末について論述する

現行クラウンの残価率は29%!

 トヨタ・クラウンが初代デビューから67年目に入っている“ご長寿モデル”であることはすでに有名な話。バブル経済のころなどは新車としても高い人気を誇っていたが、その人気の要因のひとつに「10年経っても中古車が結構な価格で販売されている」、つまりリセールバリューの高さがあった。当時カローラクラスではリセールバリューなどは話題にできないぐらい低かった。トヨタ以外のカローラとの同クラス車のなかには初度登録から3年目、つまり初回車検を受けるか受けないかで下取り査定額は状態が良くても“ゼロ”になる時代の話である。

 しかし、すでにFF(FFベースのAWD)となる次期型のデビューが近い時期ではあるものの、現行クラウンの残価設定ローンにおける残価率を聞いて驚いた。60回払い、つまり5年ローンで組んだ場合の残価率が30%を割り込んで29%になっていたのである。同じトヨタ系正規ディーラーの残価設定ローンでも、販売会社によって金利及び残価率の違うものを、それぞれ利用したいお客に“仲介”していることが多いのだが、クラウンの残価率が29%のディーラーで、アルファードの5年後の残価率を見ると49%になっていたので、残価率で20%も差がついてしまっている。

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トヨタ・クラウンのフロントスタイリング画像はこちら

 試しにほかのトヨタ系ディーラーで調べると(最終支払額[つまり残価分として据え置いた額]÷車両本体価格)、クラウンが約35%、アルファードが約44%と最初のディーラーよりはその差が縮まっているように見えるが、これはサンプルとしてウエブサイトに掲載されていたのが、クラウンがハイブリッドなのに対し、アルファードがガソリン車だったため。アルファードがハイブリッドならばクラウンとの差は10%強となっていただろう。ちなみにカローラセダンは約33%、ヤリス ハッチバックが約31%とクラウンと同レベルとなっていた。ちなみに人気の高いカローラ クロスは約42%となっており、クラウンを上まわっていた。

トヨタ・アルファードのフロントスタイリング画像はこちら

 ただし、残価設定ローンにおける残価率は、3年や5年後の当該車種の価値を示しているとは言い切れないのである。とくにトヨタ系正規ディーラーでは戦略的に実際の残価予想より低めに設定されるケースが目立っている。これは、トヨタ車は全般的に中古車人気も高いので、最終支払回を迎える前にセールスマンが採算分岐点を見極め、下取り査定をすると設定残価より高い査定額が算出され、下取り査定額で残債を処理しても“お釣り”が残るケースもあると聞く。トヨタ系ディーラーでは、「完済前に乗り換えたほうがお得ですよ」といったアプローチを行い、新車への乗り換えを勧める商売も積極的に行っているのである。

名前:
小林敦志
肩書き:
-
現在の愛車:
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味:
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人:
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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