峠や事故現場などで見かけるタイヤ痕! 「ブラックマーク」ってそもそも何? (2/2ページ)

ゴムが固くて減らないタイヤほどブラックマークがつきやすい

 一方で、表面が滑らかなコンクリートの駐車場や、地下駐車場やショッピングモールの立体駐車場のように、コンクリート表面保護材(二液型のウレタン塗料やエポキシ塗料、あるいは水性の塗り床材)が塗られているところは、床のミュー(摩擦係数)がかなり低いので、ちょっとハンドルを切っただけで「キュルキュル」と音がする。この「キュルキュル」音はタイヤが滑っている証拠なので、こういう路面はブラックマークがつきやすい。

 タイヤの種類でいえば、ハイグリップタイヤほど柔らかいゴムを使っていて減り(摩耗)も早いが、その分滑りにくいのでブラックマークはつきにくく、タクシーのタイヤや軽トラのタイヤなどゴムが固くて減らないタイヤほど、グリップが低く滑りやすいのでブラックマークはつきやすい。

 ちなみにサーキットでは、走行中、熱を持ったタイヤが溶けて路面にくっつき、ペタペタしてくることがあるが、これはいわゆる「ラバーがのってくる」状態で、ブラックマークとはちょっと違う。溶けたゴムの粘着力でグリップが増すので、ラバーグリップと呼ばれ、ラップを重ねる毎にグリップがよくなりタイムも出しやすくなるので、こうした路面の変化を「トラックエボリューション」という。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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