たったの50万円だがまったくボロくない! コスパ最強の格安中古車5選 (2/2ページ)

コスパ最強マシン勢揃い! ただし維持費にはご注意を

 お次は子育て世代のファミリーなどで、スライドドアのミニバンが欲しいという人におすすめなのが、ホンダ・フリード。初代モデルならもう、後期型でも予算50万円で狙えるのです。両側がスライドドアなので、乗り降りラクラク。室内は天井が高く、子供が立って着替えができ、車内で前後の席を移動できるセンターウォークスルーもできて超便利。

 しかも、コンパクトミニバンなので街中でも運転しやすく、3列シート7人〜8人乗りでいざという時に人や荷物を沢山載せることができます。なるべく高年式となると、2015年式前後の1.5リッターガソリンモデルがメインになり、ナビもバックカメラも装備された個体が多く、とても快適なミニバンライフが手に入りそうです。

 続いては、お金はないけど見栄は張りたい! というワガママな人にピッタリな、メルセデス・ベンツCクラスワゴン。ウソじゃありません、天下のベンツ様も50万円で買えちゃいます。CクラスセダンやBクラス、Eクラスなんかも50万円以下で出ていることがありますが、2011年以降の比較的高年式の個体が多いのがCクラスワゴンです。

 せっかくなら、なるべく新しいほうがいいですよね。エンジンは、当時、パワーと燃費を両立した技術で「ブルーエフィシェンシー」と呼ばれていた1.8リッターのガソリンエンジン。軽やかな吹き上がりで、とても快適な走りが味わえます。荷物もたくさん入るし、安全装備も10年以上前とは思えないほどしっかり装備されているので、ファミリーにもピッタリ。まさかこれが50万円以下だなんて、誰も思わないのではないでしょうか。

 そして最後は、どうしてもスポーツカーが欲しい! という人にはぜひチェックして欲しい、日本を代表するスポーツカーの日産フェアレディZ。もうすぐ最新型にフルモデルチェンジするタイミングですが、2007年式くらいまでのクーペモデルなら、予算50万円でも狙えます。

 初代から50年以上続く伝統を受け継ぐ流麗なスタイル、ドライバーオリエンテッドなコクピット、パワフルな走り。どれをとっても、Zらしさ満開。しかも、最新のスポーツカーが失ってしまった、この時代ならではの味までもが感じられて、若い世代なら新鮮に映るでしょうし、熟練世代なら懐かしさで涙しそうになるかもしれませんね。MTモデルは少ないのでATが狙い目ですが、それでもスポーティなドライブが楽しめます。ただし3.5リッターエンジンはハイオク仕様で、燃費もそれなりなので、そこは覚悟してくださいね。

 ということで、予算50万円でもちゃんと探せば「えっ!」と驚くモデルが選べる中古車。自分にピッタリなモデルを見つければ、満足できるカーライフが待っています。最初から諦めず、ぜひ粘り強くチェックしてみて欲しいと思います。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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