舗装路からダートに再就職して爆走! ジムカーナ用インプレッサをダートラに転用した理由とは (1/2ページ)

この記事をまとめると

■全日本ダートトライアル選手権JD2クラスに奥村選手がGJ3型インプレッサで参戦している

■奥村選手のインプレッサは2020年まで全日本ジムカーナ選手権JG1クラスで使用されていた車両

■ジムカーナで実績のあるクルマがダートトライアルでどれほどの実績を残せるかに注目

全日本ダートトライアル選手権のGJ3型インプレッサに見覚え

 通常、ジムカーナ用モデルが中古車市場で販売された場合、ジムカーナドライバーが購入してジムカーナに参戦することが一般的であり、その逆に、ダートトライアル用モデルが中古車市場で販売された場合はダートトライアルのドライバーが購入してダートトライアルで使用することが定番のパターンだ。

 しかし、2022年の全日本ダートトライアル選手権ではレアなケースが登場している。昨年までトヨタ・セリカを武器に2WDのナンバー無し改造車を対象にしたJD3クラスで戦ってきた奥村直樹が、今季よりGJ3型のスバル・インプレッサにマシンをスイッチし、4WDのナンバー無し改造車を対象にしたJD2クラスに参戦しているのだが、彼のGJ3型インプレッサは、もともとジムカーナ用として開発された競技用モデル。

 しかも、同マシンは2020年まで大橋渡が全日本ジムカーナ選手権の最高峰クラス、JG1クラスで使用したもので、舗装路で実績のあるマシンだ。

「もともと2022年は4WDターボでJD2クラスに参戦しようと思っていて、当初はGRヤリスで参戦しようと思っていたんですけどね。ベース車両を購入してマシンを作るとなるとかなりのコストがかかるので躊躇していました。そんな時にジムカーナで活躍するプレジャーレーシングサービスがGJ3(インプレッサ)を売りに出していることを知りました。ジムカーナ仕様でもボディは補強して作られているし、足まわりもピロになっている。部品も安く手に入るので、コストパフォーマンスの面でインプレッサにしました」と同マシンを導入した理由を語る奥村選手。


廣本 泉 HIROMOTO IZUMI

JMS(日本モータースポーツ記者会)会員

愛車
スバル・フォレスター
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登山
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