「フェラーリが事故」「ランボルギーニが暴走」となぜ名指し? ニュースがまるで「高級車が悪」のような伝え方をするワケ (2/2ページ)

一流ブランドは多くの人の目を引きやすい

 たとえば、20代女性が乗るフェラーリと書けば、その女性自身または配偶者の職業や肩書きなどが気になる人が少なくだろう。

 テレビ番組でも、コーナーの冒頭に颯爽と真っ赤なフェラーリで登場する若い女性が登場し、スタジオのひな壇芸人さんたちが、「こんな若い子がどうしてフェラーリ?」といったコメントをして番組が進行するのは、昔からよくあるパターンではないだろうか。

 エンターテインメント性が強いバラエティ番組ならば、取材対象者が企画内容を許諾すれば、こうした番組構成は妥当かもしれない。だが、前述のように交通事故の報道では、興味本位のニュースになってしまうと、なぜ事故を報道するのかという報道の本質をゆがめてしまいかねない。

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 そのため、報道機関によって、コンプライアンスの観点から原稿を社内で確認するなど、社内での共通認識を設けている場合もあるだろう。

 一方で、周知のとおり、近年はSNSによる個人の文字、写真、映像による投稿が社会に対して一定の影響力を及ぼすようになってきている。自動車事故の報道でも、報道機関の報道ではモデル名が出てなくても、放映された映像などからモデルはもとよりグレードまで判別できる場合もあり、そうした詳細なクルマの情報がSNSが拡散することも少なくない。

 現在の社会情勢の中では、今後も事故関連のニュースとして、モデル名や企業名が出たる場合と、または出ない場合が入り混じってしまうことは避けられないのかもしれない。

名前:
桃田健史
肩書き:
-
現在の愛車:
トヨタ・ハイエースキャンパーアルトピア―ノ等
趣味:
動物たちとのふれあい
好きな有名人:
聖徳太子(多くの人の声を同時にしっかり聞くという伝説があるので)

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