【試乗】遅れてきた大本命! シビックe:HEVのスポーティな走りが衝撃 (1/3ページ)

【試乗】遅れてきた大本命! シビックe:HEVのスポーティな走りが衝撃

この記事をまとめると

■シビックにハイブリッドグレードのe:HEVが追加された

■加速はエンジンモデルを凌ぐ強烈なもの

■ハンドリングもスポーティで走りの完成度は高い

インテリアはすでにスポーツサルーンの雰囲気

 初代シビックの誕生から50年という記念すべき年となった2022年。そのシビックに最新モデルとして近代的なハイブリッド(HV)システムを搭載するe:HEVモデルが登場した。

 シビックは2021年にフルモデルチェンジを受け現行型へと進化しているが、その時は1.5リッターガソリンターボエンジンに6速MT(マニュアルトランスミッション)及びCVTを組み合わせたふたつのパワートレインの設定だった。当初からハイブリッドの登場はアナウンスされていたが、今回ようやく姿を現したことになる。

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シビックe:HEVのフロントスタイリング画像はこちら

 ホンダ独自のハイブリッドシステムはe:HEVと呼ばれる。シビックが搭載するのは新開発の2リッター直噴ガソリンターボエンジンに電動モーターと発電用ジェネレーターモーターを組み合わせた新しいものだ。ガソリンエンジンはアルミのシリンダーブロックやシリンダーヘッドをもちアトキンソンサイクルで稼働する非常に高効率なもので、その燃焼効率は41%に達するという。

 これを主に発電機として稼働させ、電動モーターでフロント前輪二輪を駆動するFFハイブリッド方式となっているのだ。一般的なトランスミッションを持たず電動モーターの出力及び回転数を制御してCVTのような無段変速を行い、それをeCVTと呼んでいるのも特徴だ。

 では早速試乗してみることにしよう。スポーティな外観は一見4ドアのセダンと見間違う。ハイブリッドシステム搭載車となっても変更点は多くない。ただe:HEVのオーナメントバッチが追加され、またタイヤがミシュランパイロットスポーツ4という高性能な仕様となっているのが特徴的だ。

パイロットスポーツ4画像はこちら

 室内に乗り込むと、ダッシュボードやインテリアの雰囲気はガソリンモデルと等しいが、センターコンソールに配置されるシフトセレクターがシフトレバーではなくボタン式のエレクトリックギアセレクターとなったことで、ハイブリッド車であることが認識できる。また、ダッシュボードセンターの大画面モニターにはさまざまなインフォメーションコンテンツが表示されるが、e:HEVシステムのエネルギーフローや出力/トルクメーターなど新しい表示機能も備わっている。

 ステアリングは革巻きの3本スポーク、シートは電動アジャストの豪華な仕様となっている。全体的にブラックで統一された内装は、ピラーやルーフライナーなどもブラックに統一され、非常にタイトでスポーティな雰囲気に仕上がっている。

シビックe:HEVのインストゥルメントパネル画像はこちら

 シビックはもともとファミリーカーとして登場し世界的な人気を博したクルマだが、一方で進化を遂げるなかでタイプRの登場などによりスポーティモデルへと特徴を変異させていった経緯がある。今回のe:HEVもそのスペック的にはハイブリッドというエコカーであり、5ドアハッチバックというファミリーユースな乗用車的パッケージングと言えるが、細部のデザインや雰囲気などはスポーツサルーンというにふさわしい演出となっているのがホンダらしい。

中谷明彦
名前:
中谷明彦
肩書き:
レーシングドライバー/2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
現在の愛車:
マツダCX-5 AWD
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好きな有名人:
クリント・イーストウッド、ニキ・ラウダ

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