「別に走るからいいでしょ」なんてとんでもない! 今のクルマでも「メンテが重要」な場所7つ (2/2ページ)

しっかりと点検・交換することが節約にもつながる

バッテリー

 バッテリー自体はメンテナンスフリー化が進んでいて、以前のように液量のチェックやバッテリー液の補充はしなくてよくなっている。しかし、なにもしなくていいわけではなく、上に付いている点検口を見て充電状態を確認することは励行したい。あとは端子の緩みや汚れなどもついでに見ておこう。

エアクリーナー

 オイル、バッテリーに加えて、エンジンまわりの点検できる箇所、御三家のひとつがこちら。どこに入っているボックスがあるのかわかれば、あとはボックスのフタを開けるだけ。スナップで止まっているのでパチンと外せばフィルターが出てくるので、点検や交換は簡単。まだいけるかも、とケチらずに安いものなので早めに交換するようにしたい。

エアコンフィルター

 エアコンにもフィルターが付いているのは徐々に知られてきているが、今でも知らない人がいる。交換しないからと言って、機能に直接関係してくるわけではないが、エアコンシステムへの負担は大きくなるし、ニオイも増すので、1年に1回の割合で点検交換をしたい。一般的にはグローブボックスを外すだけで簡単に取り出せる。

ブレーキ

 最近のハイブリッドやEVはブレーキがほとんど減らないが、それでも減ることは減る。ブレーキの点検なんて難しくてできないと思うかもしれないが、デザインによってはホイールの隙間から覗いて、パッドがあるかどうかは見ることができる。かなり減って、警告のキーキー音が出ても走っている人を見かけるが、そのまま走っているとローターにもキズが付いて被害は拡大して費用もかさんでしまう。

ベルト

 形状は変わっているものの、発電機やエアコンのコンプレッサーを回すためにベルトが使われているのは昔から変わらない。寿命を迎えるとひび割れしたり、滑りが発生するので交換が必要だ。エンジンをかけたときにキュルキュルと音がするのは寿命が来ている可能性が高い。

 以上、主なところを見てみたが、どれも点検は簡単なのでぜひチェックしてみてほしい。最近では部品の価格も高騰しているので、しっかりと点検交換することで早めに対処ができて、結果として財布にも優しいということになる。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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