ボルボの次世代電気自動車は11月9日に初公開予定! フラッグシップSUVとなる「EX90」が少しずつ見えてきた (2/2ページ)

2022年11月9日の「EX90」初公開が待ち遠しい

 そのほか公開されている情報で気になるのが、UX(ユーザーエクスペリエンス)に関するもの。EX90では、インパネに大型のセンターディスプレイが用意され、そこにナビゲーションやメディア、電話、各種コントロールが一括されるが、クルマが現在の状況(駐車中か運転中か、あるいは電話中か)を判断し、いま置かれている特定の状況に対して、特別なコンテクストバーがシンプルで最適なアクションを提案してくれる。これにより、一般的な操作に素早くアクセスすることが可能になったそうだ。つまりこれは、新機能が満載されているなかから、クルマが明確で文脈に沿った情報を判断して提供することで、ドライブを快適で安全なものにしてくれるということを意味している。

 UXの責任者であるトーマス・ストヴィチェクは、「適切な情報を適切なタイミングで提供することが重要です。クルマは周囲の状況やあなたをこれまで以上に理解しているので、モード選択の混乱や注意散漫、情報の過多を減らすことで、より安全な状況を作り出すことができるのです」と語る。

 安全な状況ということに関していえば、EX90では、車内外のセンシングを自社開発したソフトウェアとクルマのセントラル・コンピューターパワーに組み合わせており、クルマが周囲の状況をこれまでにないレベルで理解することを可能にしている。これにより、ドライバーが運転する際にはクルマが周囲の状況を360度監視して万が一の際には主体的にアシスト介入する。またアシスト運転中は、いま何が見えていてどんな情報をもとに行動しているかをドライバーに知らせることで、クルマとドライバーが一体となった安心感をもたらしてくれる。さらにEX90には、将来的に実現するであろう完全自動運転に対応したハードウェアも搭載されているそうだ。

 ボルボの次世代フラッグシップSUVとなるEX90が、どのような姿で我々の前に登場するのか、11月9日の発表がじつに待ち遠しい。


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