次期型インプレッサの「RS」グレードとは一体!? じつは過去にもあったスバル車の「RS」から紐解く

この記事をまとめると

スバルがアメリカでインプレッサの次期型を発表

■「RS」というスポーツグレードの存在に注目が集まった

■じつはこれまでのスバル車にも「RS」の名がつくグレードが用意されていた

次期型インプレッサに「RS」の文字!

 アメリカで先行して発表された次期型インプレッサ。いわゆるワールドプレミアにあたるもので深い部分の詳細はまだ公開されておらず、セダンボディやMTはない? 環境対応ユニットは皆無なの? など、さまざまな憶測が飛び交っている。そんななか、とくに注目されたのは「RS」という名のスポーツグレードの存在だ。2.5リッターの水平対向4気筒エンジン(FB25型ユニット)に8段マニュアルモード付きCVT、そしてアクティブトルクスプリットAWDが組み合わされるという。そもそも北米仕様のインプレッサには初代モデルのGC8型から「RS」の名がつくグレードがあり、北米市場のインプレッサとしては馴染み深いグレード名ともいえる。

 とはいえ、以前のようにターボエンジンを搭載するWRX的なグレードではないし、日本市場でいうSTIスポーツにあたるグレードでもないので、今後の情報公開が気になるところだ。「RS」の文字の両サイドに水平対向エンジンのピストンが描かれたエンブレムは、電動化が進む時代にあってエンジンの存在感を強く主張したデザインとして印象深い。日本国内のグレードにも採用してほしいエンブレムデザインだ。

 一方、国内向けのSUBARU車で「RS」といえば、かつてのレガシィセダンの上級グレードのイメージが強いのではないだろうか? SUBARUのWRC初優勝を遂げたレジェンドマシンの初代レガシィセダン、ツインターボ化された2代目レガシィセダンのターボエンジン搭載車につけられた。セダンの車名が「レガシィB4」になった3代目レガシィではさらに拡大し、基本全車「RS」となる。ターボ車には過給機を意味する「K」がつけられ「RSK」となった(のちにブリッツェンやSOHCエンジン搭載車など、RS系以外のセダンも追加されたが)。

「RS」というグレード名は古くから多くの自動車メーカーがスポーツグレードに使ってきたことで広く知られるが、国内レガシィにおける「RS」は「Road Sport」の略だ。米国SUBARUは独自性が強いので、今回公開された北米仕様の次期型インプレッサRSがそれにあたるかは不明。

 国内向けのSUBARU車の「RS」の歴史をさらに紐解くと、レガシィに次いで「RS」グレードが設定されたのは1998年発売の主力軽自動車・初代プレオ。スーパーチャージャー付き車のなかでも、DOHCエンジン搭載のトップスポーツグレードに設定された。その後継となる2006年発売の初代ステラでも「カスタムRS」と受け継がれ、その後OEM供給車化されてからの軽自動車にも一部に設定されている。

 レガシィではセダンそのものが国内市場からなくなったし、国内SUBARU車の「RS」の系譜は途絶えたままになっているので、北米市場のインプレッサ「RS」が国内市場にも設定されると非常に面白いのだが、果たして!?


マリオ高野 MARIO TAKANO

SUBARU BRZ GT300公式応援団長(2013年~)

愛車
初代インプレッサWRX(新車から28年目)/先代インプレッサG4 1.6i 5速MT(新車から8年目)/新型BRZ Rグレード 6速MT
趣味
茶道(裏千家)、熱帯魚飼育(キャリア40年)、筋トレ(デッドリフトMAX200kg)
好きな有名人
長渕 剛 、清原和博

新着情報