クルマ好き阿鼻叫喚! 2022年に大幅値上げされた「クルマ関連のモノ」5つ (2/2ページ)

カーナビやドラレコも……

 そして、タイヤを装着するために欠かせないホイールについても、主要メーカーが2022年7月〜10月頃に相次いで値上げを実施。とくにアルミホイールは原材料の価格高騰が激しく、値上げ幅もブランドによっては1本あたり1万2000円〜1万3000円程度アップした例もあるほど。1台分で4万8000円以上もの差がつくのは、衝撃的でした。ただ、大幅値上げをしているのは鍛造ホイールが多く、鋳造ホイールの場合は5000円程度と値上げ幅も小さめのようです。出費を抑えるなら、鋳造ホイールをチェックしてみるといいかもしれないですね。

 さらに近年、あおり運転対策や万が一の事故に備えて装着する人が多い、ドライブレコーダーも2022年は各社が値上げを実施しました。4月にJVCケンウッドがカーナビを含む最大25%の値上げを実施。こちらは原油価格高騰や原材料費の高騰に加え、半導体不足の影響で部材の調達比が増幅していることも理由となっています。5万円のドライブレコーダーなら1万2500円の値上げということで、いつ使うかもわからない安心のための備えとして購入するには、ちょっと痛い出費となってしまうことも……。12月に値上げをしたCOMTECでは、3000円〜5000円程度の値上げとなっています。カーナビについては、ただでさえ低コストなディスプレイオーディオの普及に押されているところで、逆風がさらに強くなってしまった感があります。

 さて、原油価格の高騰と聞いて心配している人も多いように、エンジンオイルやギヤオイル、添加剤なども値上げが続いています。1年前は2200円だったエンジンオイルが、2022年9月には3000円まで値上がりするなど、1缶あたり1000円程度の値上がりをしたことに驚きました。それでも、日本は欧米に比べてオイルの価格が安価だと言われており、今後は欧米の水準に迫るまで値上がりが続くのではないかという見通しもあるようです。

 ということで、クルマ趣味が生きがいだったり、日常のアシとして欠かせない地域では厳しい時代になってしまいましたが、セールをめがけて購入したり、ポイ活でせっせとポイントを貯めて値上げ分を取り戻したり、あるものは中古品を活用するなど、工夫して乗り切っていきたいですね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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