トヨタ車に乗るなら話題のKINTOか残価設定ローンか! ライフスタイルによって「お得なほう」は異なる (2/2ページ)

ライフスタイルの多様化に伴ってクルマの購入方法も多様化している

 とはいっても、ローンには税金や保険料(任意保険も含む)、メンテナンス代などは含まれない。ただKINTOは任意保険が必ず含まれてしまい、それまで加入していた任意保険を車両入れ換えで使うことはできない。いまやまったく新規でKINTOで初めてクルマを手元に置く、つまりマイカー(正確にはリース会社のクルマにはなるが)を持つ人はなかなかいないだろう(KINTOは若年層をターゲットとして重視しており、それまで任意保険未加入の若者なら保険料込みはメリットは大きい)。そうなると継続して任意保険に加入している人がKINTOを利用することになることが多いだろうが、それまで契約していた任意保険は使えず契約中断、つまり保留にしてKINTOを利用することになる。

 あるトヨタ系正規ディーラーで聞くと、「任意保険に加入して割引率が半分ぐらいを過ぎるとKINTOに任意保険が含まれるメリットは薄れるといえるでしょう」と説明してくれた。

 なおホンダの個人向けカーリース「楽まる」では、任意保険は原則利用料金プランには含まれず、各自で加入するのが原則となっている。

 KINTOは3年なのに、なぜ残価設定ローンは60回払いで比較しているのかと疑問に思う人も多いかもしれない。それは、日本車の中でも中古車人気の高いプリウスは60回払いでローンを組みながら、初回車検前後(つまり初度登録から3年)のタイミングで下取り査定額で残債処理して次の新車に乗り換えるのがベストとされているから。下取り査定額でまず残債処理は可能であり、ケースによってはお釣りが出る可能性が高い。

 あるトヨタ系正規ディーラーでは、新型プリウスの3年後の残価率を41%としていたが、よほど現車の状況が悪くない限りは実質残価率、つまり初度登録後3年経過時点での中古車相場を予測すれば、新車時車両本体価格の41%を超えるポテンシャルを持っているといえる。

 また、KINTOでは解約金フリープランのほか、初期費用フリープラン(申し込み金がいらない)では月額利用料がぐっと安くなり、5年や7年プランも選べるが中途解約金が発生してしまう。KINTOの利用メリットをどう見るかで判断がわかれるところだが、筆者としては残価設定ローンを60回払いで組んだほうがフレキシブルに動くことができるので魅力的に映る。

 人気の高い新型プリウスであり、それに乗る人のカーライフもさまざまということを考えると、新型プリウスを手に入れる方法が多様化しているのも納得できるし、どれがベストとも言い切れないのもまた現実なのかもしれない。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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