カローラマニアが新型へと乗り替え! これまで「おっさんセダン」になるから避けてきた「シルバー・メタリック」を選んだ理由とは (2/2ページ)

海外で見かけたカローラのボディカラーは?

 そして現行カローラ・セダンの日本仕様は、海外仕様に対し全幅を狭め、全長を短くしたナローボディではあるものの、とにかく格好いい。前期型では新色でもあったのでセスタイトグレーメタリックにしたが、改良後モデルを購入する時はシルバー・メタリックにすると心に決めていた。

 シルバー・メタリックの改良後のカローラ・セダンを予約扱いで発注した2022年9月に発注後に出張でアメリカを訪れた。仕事も終わり南カリフォルニアでレンタカーを借りてドライブしていると、あくまで筆者が見た範囲だが九分九厘の街を走るカローラ・セダンがセレスタイトグレーメタリックであった。アメリカのカローラユーザーにはこのボディカラーが刺さったようである。アメリカ大好きな筆者としては、セレスタイトグレーメタリックが廃色になってしまったのをこの時非常に残念に感じた。

 そして、2023年3月にタイの首都バンコクを訪れた。バンコクはもともとタクシー車両のほとんどがカローラという、カローラフリークの筆者にとっては天国のような場所。しかも今回バンコクを訪れると、タクシー以外の一般車両もより目立っており、しかもボディカラーは圧倒的にシルバー・メタリックが多かった。

 その後、台北経由の飛行機でバンコクへ出かけていたので、帰りにストップオーバーして台北市を訪れた。すると、台北市でもシルバー・メタリックのカローラ・アルティス(東南アジアではペットネームがつく)ばかりが走っていた(黒系色も目立っていた)。どうもアジア圏ではシルバー・メタリックの人気が高いようである(タイも台湾もセレスタイトグレーメタリックの設定あり)。

 アメリカではないものの、アジアのカローラユーザーとシンクロしたような気分になってここでも嬉しくなってしまった。とはいうものの、バンコクでも台北でも当然個人ユースもあるだろうが、よく見るとライドシェアやプライベートタクシーでのニーズも多いように見えた。その意味ではシルバー・メタリックや黒系色が選ばれやすいともいえよう。日本でも、ホワイト系と黒系色を避けると、シルバー・メタリックしかほぼ選択肢はないのだが、それでも筆者は今回シルバー・メタリックにしたかったことだけは確かなのである。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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愛車
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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