クルマでよく出てくるけどよくわからない言葉! 「プレミアム」ってどういう意味? (2/2ページ)

コンパクトカーにもプレミアムを謳うモデルがある

質感が重視される内装

 装備が豪華でも見た目が安そうに見えてしまったら、プレミアムを買った所有欲を満たすことができない。よく質感と呼ばれる部分だが、ここも大切なポイントだ。一番わかりやすいのが内装だろう。レザーシートは質感を高める装備としてよく挙げられるアイテムだが、意外とプレミアムと呼ばれているクルマのシートが全車レザーシートかと言われるとそうでもない。プレミアムと呼ばれていてもファブリックシートが標準とされているのはよくあることだ。

 ではプレミアムと呼ばれるモデルの内装の特徴的なポイントはどこにあるのだろうか? 一番わかりやすいのがプラスチック感のなさではないだろうか。とくにわかりやすいのがダッシュボードやドア内装だ。このポイントはシボ加工が施されたプラスチックが採用されることが多いが、そこにソフトパッドなどの柔らかな肌触りの素材を使用したり、その上からレザー(合皮含む)やファブリックなどを敷き詰めて、硬く冷たいプラスチック部分を可能な限り露出しない方向性のクルマがプレミアムと銘打つモデルには多い。

もちろん乗り心地も重要

 プレミアムと銘打つならば当然乗り心地も重要なポイントとなってくる。プレミアムと期待したのに乗り心地が悪かったらがっかりだ。乗り心地単体もそうだが、静粛性なども重要なポイントになってくると言えるだろう。これらのポイントは高価格帯のクルマであればこだわり抜くポイントと言える。

 しかし、近年はコンパクトカーでもプレミアムと表現するモデルもある。日産ノートオーラや現行ではなくなってしまったもののレクサスのCTなどがそれに該当する。これらのクルマは限られた制約のなかでもプレミアムを名乗るのにふさわしいメカニズム的なアプローチも行っている。たとえばノートオーラは全幅を40mm拡大し、より優れた乗り心地や安定性を実現。さらにノーマルのノート以上の遮音対策を実際している。CTはトヨタ・プリウスと同じプラットホームやパワートレインを使用しているものの、パフォーマンスダンパーや当時新開発のサスペンションなどを採用し、高級ブランドレクサスにふさわしいプレミアムを実現した。

 プレミアムという言葉を感じるポイントは明確な装備以外は絶対値的な評価が難しい。それはプレミアムが感性に訴えるものとして用いられているからかもしない。だからこそ、プレミアムと銘打つクルマは「ここに上質さや高級感を感じる」と言った印象の部分をかなり重視して、そして開発者たちがプレミアムをイメージして作り上げていることだろう。


西川昇吾 NISHIKAWA SHOGO

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