いまや車検も点検もカー用品店などでできる! じゃああえて整備点検代も高いディーラーでしかできないことって何? (1/2ページ)

この記事をまとめると

■いまカー用品店などでも車検や整備、点検ができる

■メーカー直系のディーラーにしかできないことについて解説

■メーカー保証やリコール、改善対策、サービスキャンペーンが該当する

メーカー直系のディーラーならではの役割がある

 車検や整備、点検もカー用品店などでも積極的に受け付けている昨今でも、メーカー直系のディーラーならではの役割がある。

 代表的なのは、メーカー保証やリコール、改善対策、サービスキャンペーン。

 新車を購入したあとの3年6万キロの一般保証や、5年10万キロの特別保証で、クルマの不具合、トラブルを直す場合は、ディーラーに持ち込むことが必要になる。

 そしてリコール制度とは、設計・製造過程に問題があったために、自動車メーカーが自らの判断により、国土交通大臣に事前届出を行った上で回収・修理を行い、事故・トラブルを未然に防止する制度のこと。

 問題のあった車種は対策を行なわないと、車検に通らなくなってしまう(例:数年前のタカタ製エアバッグなど)。

 これはメーカー側の義務なので、対象車種はディーラーにて作業を行なわなければならない。

 もうひとつは改善対策。改善対策届出とは、リコール届出と異なり道路運送車両の保安基準に規定はされていないが、不具合が発生した場合に安全確保及び環境保全上看過できない状態であって、かつ、その原因が設計又は製作の過程にあると認められるときに、自動車メーカー等が、改善のための措置を行うこと。

 最後がサービスキャンペーン。サービスキャンペーンとは、リコール届出や改善対策届出に該当しないような不具合で、安全確保及び環境保全とは直接関係のないものについて、必要な改善措置を行うこと。

 これらの対象の車種には国土交通省やディーラーから所有者へ通知書が届き、無償で対策が受けられるので必ず済ませておくようにしよう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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