電気自動車での旅行は目的地充電の充実度が鍵! 専有できる充電器がある宿の安心感が半端ない (2/2ページ)

各室に2台分の駐車スペースと充電設備が用意されている

 さて、本題である。この「Rakuten STAY VILLA 八ヶ岳」に初めて訪れて驚かされたのが、各室に2台分の駐車スペースがあるだけでなく、各室用に200V(3kW)の充電設備が用意されていること!! つまり、ほかの誰かの電気自動車が充電していることはありえず、占有して充電できる、「目的地充電」が100%叶う、BEV、PHEVにとって理想的宿泊施設だったのである。

 じつは、Rakuten STAYでは、先にオープンし、筆者がボルボの電気自動車、XC40 Rechargeの試乗で訪れた「Rakuten STAY VILLA 鴨川」でも、全室分ではないものの、数台の200V(3kW)充電設備があり、「自宅充電」→アクアラインの海ほたるで行った「経路充電」に加えた「目的地充電」が可能になり、バッテリー残量約20%で到着したものの、一晩かけて十分に充電できた経験がある。滞在中、BEVの出発時の充電、バッテリー残量にかかわる心配はなかったというわけだ。

 目的地の宿泊施設のチェックイン時間が15時、チェックアウトが10時として、なんと最大19時間の充電が可能なわけで、200Vであっても大容量バッテリーに対応してくれるのだから安心だ。

 話を「Rakuten STAY VILLA 八ヶ岳」に戻せば、わが家のように、ドライブ旅行は愛犬連れ、という人にとっても、ペット宿泊可能な部屋が4部屋あり(今回もそこにジャックラッセルのララとともに滞在)、静かで乗り心地のいいドッグフレンドリーな電気自動車、BEV、PHEVで行くドライブ旅行の目的地、滞在先として最高ではないか。なにしろ周囲にお散歩コースが多数あり、目の前はテラス席ペット同伴OKの超人気ハンバーガーショップの「Back Country Burger & Cafe八ヶ岳本店」。歩いて数分のところにコンビニ、リゾナーレ、すぐ横にペットトリミングサロンがあり、愛犬同伴を含め、リゾート滞在施設として最高のロケーションにあるのだ。

 電気自動車でドライブ旅行を計画していて、「目的地充電」に不安があるのであれば、ペット連れの有無を問わず、八ヶ岳高原ラインなど絶景のドライブコースも楽しめる、東京からなら片道約170kmの、中央自動車道小淵沢ICで下りてすぐの「Rakuten STAY VILLA 八ヶ岳」のような宿泊施設を目的地、滞在先にするといい。

※「Rakuten STAY VILLA 八ヶ岳」からクルマで2分ほどの距離にある「道の駅こぶちざわ」にも昔から充電設備あり

  


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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