五輪金メダリストがラリーに挑戦! 元スピードスケート選手の清水宏保さんが語るスケートとクルマの共通点とは (1/2ページ)

この記事をまとめると

■6月9日〜11日に全日本ラリー選手権第5戦「ラリー丹後」が開催された

■JN5クラスに元スピードスケート選手の清水宏保さんが参戦

■スピードスケートとの共通性やラリーの魅力を語ってもらった

ついに国内最高峰のラリーシリーズにデビュー!

 全日本ラリー選手権・第5戦「ラリー丹後」が6月9日〜11日、京都府京丹後市を舞台に開催。各クラスで激しいバトルが展開されていたのだが、そのなかでもっとも注目を集めていたのが、JN5クラスに参戦した清水宏保選手だった。

 清水選手はご存じのとおり、元スピードスケートの選手で、1998年の長野オリンピックで金メダルを獲得。引退後はモータースポーツにも積極的にチャレンジしており、2017年のネッツカップ・ヴィッツレースでレース競技にデビューしたほか、86/BRZレースにもチャレンジしていた。

 清水選手によれば「もともとテレビでラリーを見ていてすごいな……と思っていたところ、いまのチーム監督に声をかけられてラリーに参戦することになりました」とのことで、2021年よりトヨタGAZOOレーシングラリーチャレンジでラリー競技を開始した。その後、2年間に渡って入門ラリーで経験を重ね、ついにラリー丹後で国内最高峰のラリーシリーズにデビューしたのである。

 参戦クラスは前述のとおり、1500cc以下のマシンを対象にしたJN5クラスで、清水選手はトヨタ・ヤリスCVTでエントリー。「サーキットでのスプリントレースと違って、ラリーは集中力にメリハリが必要ですからね。とくに全日本ラリーは距離が長いので大変です」と語りながらも清水選手はラリー丹後で安定した走りを披露。晴れ/ドライで行われた10日のレグ1はSS5でパンクを喫し、JN5クラスで12番手に出遅れたが、雨/ウエットで幕を開けた11日のレグ2では安定した走りを披露し、クラス11位で完走を果たした。


廣本 泉 HIROMOTO IZUMI

JMS(日本モータースポーツ記者会)会員

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登山
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