テンション「爆上がり」でもう降りたくない! オシャレ番長「インテリア」なクルマ5台 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■クルマの内装にオシャレさを求める人は少なくない

■女性をターゲットにしたモデルにはオシャレなものも多いが、こだわる大人にも刺さる内装デザインもある

■筆者がインテリアがオシャレと感じた5台をピックアップした

オーナーのセンスのよさが光るオシャレな内装のクルマ

 自宅の部屋はともかく、クルマの内装は「オシャレ」であってほしい……と願う人は少なくないはずだ。が、オシャレ感は人それぞれ。若い女性であれば、高級車の豪華な内装よりも、たとえば軽自動車にある、まるで家電に囲まれたような、素材はチープでも白を基調にしたインパネ、可愛いデザインを持つダイハツ・ミラココア、スズキ・ラパン、ダイハツ・ムーブキャンバスなどの、女性ユーザーをターゲットにしてデザイン開発されたクルマにオシャレを感じ、キュンとするかも知れない。

 が、老若男女、とくに日ごろから、身のまわりからデザインにこだわる大人に「内装デザインに惚れた」と言わせられる内装を持つクルマは、そう多くはないと思える。オシャレ感は人それぞれだし、時代もある。30年前のオシャレが、いまオシャレであるかどうか……ということだ。そしてここで言う、オシャレな内装という意味は、決して超高級車の豪華さやデザイン性を指すものではない。むしろ、値段そこそこのクルマでオシャレな内装を持つクルマを探し出すところに、オーナーのセンスのよさが光るというものだ。

 ゆえに、あくまで筆者のオシャレ感で選んだ5台であることを承知していただいたうえで、まず紹介したいのが、ホンダの電気自動車、ホンダeだ。

 カタチ、ドアのリモート開閉からしてお洒落だが、世界初の5つものスクリーンをダッシュボード左右いっぱいに水平配置するワイドビジョンインストルメントパネルは誰が見てもオシャレに映るのではないか。そして、ダッシュボード上のNFCマークにスマートフォンをかざせば、ホンダeに電源が入り、起動する。ここまでの流れ、サイドミラーシステムのディスプレイの存在もまた、未来感たっぷりでオシャレだ。

 2台目も電気自動車で申し訳ないが、2022ドイツ・レッド・ドット・デザイン賞受賞の日産アリアの内装は、まさにオシャレを知る大人に訴えかけるオシャレ度を持つ1台と言っていいだろう。

 インテリアのデザインコンセプトは解放感ある心地よさ、温かみ、手の込んだシンプルさ。運転席に乗り込めば、12.3インチのフルデジタルメーターと連続するこれまた12.3インチのセンターモニターの存在感、先進感に圧倒される。

 そしてその下、木目調パネルにパワーONで浮かび上がるのが、ハブティクスイッチと呼ばれるオートエアコンの静電式タッチスイッチだ。軽く触ればフィードバックがあり、美しさとともにシームレスなデザインを強調。

 インテリアの随所に施された組子細工風の加飾ととともに、「和モダン」な美意識を目いっぱい感じさせてくれる先進性と上質さを併せ持つ、自動車のインテリアとして最上級と言っていい、まさにラウンジを思わせる極上なオシャレ空間。オプションだが、フワフワのフロアカーペットにも注目である。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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