「いかにも感」の演出じゃなかった! 「走り系のクルマ」が純正メーターがあるのに「追加メーター」を付けるワケ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■チューニングカーにはよく「3連メーター」と呼ばれる計器が付いている

■主に「水温」「油温」「油圧」が取り付けられているのが特徴だ

■とくに「油圧」はエンジンブローに直結する大事な数値を表示してくれる

追加メーターがわざわざ必要な理由とは

 クルマをチューニングしている人、それほどのことはしていなくても、サーキットを走ることがある人ならぜひ追加メーターは取り付けておきたい。純正のディスプレイにもさまざまな情報が表示できるクルマが最近は増えているが、それでも別にメーターを取り付けたい理由もある。

1)「水温」「油温」「油圧」の表示が必須だから

 チューニングカーに欠かせないのが主にこの3つのメーター。水温はエンジン冷却水の温度のこと。エンジンは冷却水によって冷やされているので、この温度が大切(空冷エンジンは除く)。

 水温が高くなりすぎるとエンジンはオーバーヒートしてしまうのだ。そうなると、エンジン全体が歪んで使い物にならなくなったりする。おおよそ80~110℃くらいの範囲で水温が収まっていることを確認しておくことが必須と言えよう。

 油温とはエンジンオイルの温度のこと。油温が適正でないとオイルは本来の性能を発揮してくれない。逆に温度が低すぎても潤滑成分や清浄成分がきちんと作用しないことがある。約90~120℃くらいの範囲にあることが大切だ。

 また、サーキット走行などで油温が120℃を超えてもエンジンがすぐにダメージを受けることはないが、オイルは劣化するので、120℃を超えることがあれば早めに交換をしたい。温度管理によってそういった目安もわかりやすい。粘度を選ぶ際も、油温がどれくらいか把握できないと適正な粘度が選べないので、そういった意味でも油温を見ておきたい。

 油圧はエンジンオイルの圧送する圧力のこと。オイルはポンプによってエンジン内の各部に供給されている。ところがオイル漏れしていたり、サーキット走行時に横Gによってオイルが片寄ってしまうとオイルポンプがオイルを吸えなくなることがある。そうなると油圧が低下して、エンジンに多大なるダメージを与えてしまう。なので、こういったメーターを使って常に油圧が低下していないか確認しておきたい。


加茂 新 KAMO ARATA

チューニングジャーナリスト

NO IMAGE
愛車
GR86/AE86/スイフトスポーツ(ZC33S)/CBR954RR
趣味
クルマ
好きな有名人
タモリ

新着情報