不便を愛してこそ旧車乗り……とか強がってもこれだけは! 旧車オーナーでもガマンできずに付けがちな「快適後付け装備」5選 (2/2ページ)

最新装備が欲しい! けど車内の雰囲気は崩したくない……

ETC

 車内の雰囲気を崩したくないから現代装備は極力避けているけれど、やむを得ずETCだけは……という旧車&ネオクラシックカーオーナーさんもいるはずです。

自動車に設置されたETC車載器

 輸入車をはじめとする左ハンドル仕様のクルマを所有している場合、ひとりで乗車していたらチケットの受け取りや支払時にひと苦労することが目に見えています。ETCが存在しなかった時代は助手席にマジックハンドを置いていた人もいたほど。

 ETCは一度その便利さを知ってしまったら最後です。ささやかな抵抗として、ETC本体をダッシュボード下などに隠して目立たなくするこだわり派も存在します。

高性能バッテリー

 クルマを走らせるうえで欠かせないパーツのひとつがバッテリー。消耗品でもあるので、必然的に最新モデルを選ぶことになります。

パナソニック製の自動車用バッテリー「caos(カオス)」を搭載している写真

 旧車&ネオクラシックカーオーナーを取材していると、パナソニック製のバッテリー「caos(カオス)」の装着率が高いことに驚かされます。オーナー曰く「他メーカーのバッテリーより高価だけど、長持ちするし、電圧も安定するのでcaosを選んだ」や「旧車オーナーから薦められた」といった口コミで選んだ人も多く、もはや定番商品となりつつあるようです。

まとめ:雰囲気重視か実用性重視か?

「当時感」を重視するオーナーにとって、現代の装備はまさに異物混入、妥協の産物です。現代のクルマに合わせてデザイン・設計されているのだから、クルマの雰囲気と合わないのは当然のことだといえます。

トヨタ・スープラ(JZA80)のインパネ

 カーオーディオはもちろんのこと、ETCですら取り付けたくない。高速道路の出入り口は一般ゲートで済ませる! といった涙ぐましい(?)カーライフを送るオーナーがいる一方で、積極的に現代の装備を取り入れる人もいます。

 どちらに正否があるかといった視点や判断基準は野暮というもの。むしろ、1台でも多く動体保存の個体を後世に残したいものです。


松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

愛車
1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
趣味
公私ともにクルマ漬けです
好きな有名人
藤沢武生

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