クルマ好きにありがちなクルマ縛り忘年会&新年会! 楽しいはずの酒宴が一瞬で地獄絵図と化す「要注意ネタ」4つ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■クルマ好き同士の忘年会でやってはいけない4つの行為や言動を紹介

■普段は自制が働くのにお酒が入ったことで思わず口走ってしまい修羅場に発展することもある

■自分や他者の愛車のことやショップに対する愚痴などもケンカの火種になりやすい

クルマ縛り忘年会ではマイナスなネタに要注意!

 新型コロナウイルスの5類移行から早いもので半年以上も経ち、2023年も残すところあとひと月を切っています。ここ数年間、自粛ムードを余儀なくされた人たちも、「今年は(久しぶりに)やりますか!」ということで、すでに忘新年会を企画しているのではないでしょうか。私事で恐縮ですが、筆者自身もいくつかの忘年会のお誘いがあり、と同時にこの業界の恒例行事である「年末進行」をどう回避するか? いまから思案しているところです。

 それはさておき、久しぶりの忘年会ということで、うれしさのあまりつい羽目を外してしまう人も少なからずいるのではないかと推察します。

 これが旧知の間柄であれば「またかよ〜」で済んでしまうのですが、それほど濃い関係とはいえないクルマ好き同士の飲み会は話が変わってきます。独得の「暗黙のルール」がいくつかあるように感じます。そこで自戒の念を込め、クルマ好き同士が集まる飲み会で御法度な行為についてまとめてみました。

SNSで参加メンバーをタグ付けして投稿

 Facebookなど、参加メンバーをタグ付けして投稿しているのをときどき見かけますが、家族や職場にはナイショだったり、別の理由(口実?)で参加しているケースも少なからずあります。

 奧さんに「会社の忘年会で……」なんて言っておきながら、実際にはプライベート(クルマ好き同士の忘年会)だとバレて怒られる可能性だって大いにあります。また、1次会は居酒屋でも、2次会で夜の街に繰り出し、店内で楽しんでいる様子(お察しください)を撮影した画像にタグ付けしてSNSに投稿……なんてもってのほかです(笑)。

参加メンバー同士でマウンティング

 普段のオフ会では起こらないことも、お酒が入ると様相が変わります。普段は温厚な人が豹変して「オレ(私)のクルマのほうがすごい」「オレ(私)のほうが詳しい」「オレ(私)のほうが価値がある」。いわゆるマウンティングの応酬がはじまってしまうとサイアクです。

 普段は自制が利くのに、お酒が入ってつい……。あとで笑い話になればいいのですが、どちらかが泥酔して覚えていないとか、「オレ(私)は悪くない。仕かけたのは向こう」なんて第2ラウンドがはじまってしまったら目も当てられません。

 こういったことがきっかけとなり、それまで良好な関係だったクラブのメンバー同士が険悪になってしまったり、最悪の場合は解散(空中分解)することにもなりかねないので注意が必要です。

参加メンバー(不参加を含む)の愛車をディスる

 誰も口にはしなけれど「控えめに言って、自分の愛車がいちばんカッコイイし、サイコー!」なんて密かに思っているわけです(笑)。自分の愛車が最高で、あの人のクルマはここがイケてないだとか、センスがいまひとつだとか。密かに思っているし、同時に思われているのが現実です。思うだけならいいんです。口に出さなければ。お互いさまなんだから(笑)。

 しかし! これを実際に口にしたり、指摘してしまったらアウトです。当日、何らかの理由でスケジュールが合わず、飲み会を欠席したメンバーもいるはずです。いない人だからディスっていいかというとそれも違います。そしてこの手のディスりは、巡り巡っていつの間にか本人の耳に入っているから不思議です。そうなるともう……。この先の展開は推して知るべしです。


松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

愛車
1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
趣味
公私ともにクルマ漬けです
好きな有名人
藤沢武生

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