この記事をまとめると
■新型ミニが発売となり、ミニの日本販売で初のEVモデルが登場
■2024年3月1日から発売開始され、納車は2024年第二四半期以降となる
■価格は396万円から設定される
ミニらしさはそのままにアップグレード!
丸みを帯びた可愛らしいデザイン、動物の目のようなヘッドライトを持つMINI(以下:ミニ)は、世界各地に熱狂的なファンが多い。そんなミニは2001年にローバーブランドからBMWブランドにバトンタッチ。BMWブランドになってからも、伝統の雰囲気を残したデザイン、豊富な仕様展開とカラーバリエーション、独特なゴーカートフィーリングで人気を博している。
そしてこの度、ミニがモデルチェンジを実施。今回で通算4代目となる新型「MINI Cooper 3Door(ミニ・クーパー スリードア)の販売を2024年3月1日から開始をした。10年ぶりの全面改良となり、納車は2024年第二四半期以降を予定している。
今回は、「C」、「S」の2種類のガソリンモデルに加え、国内のミニとしては初となるEVモデルの「E」、「SE」の2種類を新たに追加。
デザインには「カリスマティックシンプリシティー」というテーマを持ち、コンポーネントの数を減らすことで本筋にフォーカスしたとのこと。そしてデザイン言語は「持続可能性を考慮した素材の選択」。内外装ともに、新型デザインに刷新されているものの、素材に見直しをかけ、新しくリサイクルポリエステルやリサイクルアルミニウムを採用したことがトピックだ。
機能面も大幅に見直しが入り、安全機能、運転支援機能がさらに進化。
まず先進安全機能では、「S」「SE」において、高性能カメラ、レーダーおよび、高性能プロセッサーによる高い解析能力で精度と正確性が高められた、ドライビングアシスト(アクティブクルーズコントロール[ストップ&ゴー機能付])、レーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)、レーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、衝突回避被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロストラフィックウォーニング)を標準装備とした。
また、ドライブレコーダーも標準装備として採用しており、前後左右に装備される車載カメラで周囲の状況を手にとるように把握できる。
エクステリアは伝統的なデザインを継承しつつ、新モデルであることを象徴するミニマルなデザインに統一された。パワートレインの違いや航続距離に影響するエアロダイナミクスを考慮したうえで、デザインの細部に調整を加えている箇所のことである。
ガソリンモデルには伝統デザインが継承されており、具体的にはドアハンドルやアンテナの形状、ホイールアーチの加飾などにクラッシックミニの面影をうかがえる。
一方で、EVモデルは空力を配慮しつ、重要なものだけを残したサーフェイスを特徴とし、ボンネットスクープ、サイドスカットル、ホイールアーチの加飾、ロッドアンテナ等を廃止した。
さらに、ガソリンモデルには設定がないフラッシュドアハンドルとフィンアンテナを採用している。これらのエクステリア上の違いから、ガソリンモデルとEVモデルが明確に差別化されているのがわかる。
灯火類に関しては、全車に3種類からセレクトできるLEDシグニチャーライト、Welcome/Good-byeライトを採用するなど、ミニらしい楽しいギミックを導入した。