ドアを開けたら壁とゴツン……の悲劇! クルマのドアエッジを守る手段をアレコレ試してみた (1/2ページ)

この記事をまとめると

■クルマのドアエッジは、ドアの開け閉めによって簡単に傷がつきやすいのが欠点だ

■エッジを守るモールが存在するが、見た目が美しくないという欠点がある

■ネット上で販売されていたマグネット式のドアエッジガード購入し実際に試してみた

ドアの端は意外なほど傷がつく

 狭い場所でクルマのドアを開けた際、注意していても壁やガードレールにゴツン!! ドアエッジがキズついてしまった……なんていう経験はないだろうか。何年も乗ったクルマでさえショックなのに、おろしたての新車ならなおさらショックは大きいはずだ。自身がドアを開ける際は最新の注意を払っていたとしても、家族の運転、誰かが乗っている助手席ドア、リヤドアであれば、ドアエッジをゴツンとされる可能性は高まってしまう。

 とくに、ドアパンチを嫌って、壁側に止め、しかも隣のクルマとの距離を保つため、壁側ギリギリに停めるドアパンチ恐怖症の人ほど、運転席のドアを開ける際、壁が近く、難儀したりする。

 ならば、「ドアエッジモールをドアエッジ全体に付けておけばいいじゃん」となるのだが、ボディの美観が損なわれると敬遠する人も少なくない。じつはボクもその1人で、ドアエッジモールを付けたことはない。かつて友人が、「だったらドアエッジモールにボディ同色塗装すれば目立たずドアエッジモールが付けられる」と挑戦したものの、気が付くと塗装が剥げ、かえってみっともない有様になったことを思い出す(昭和の話ですが)。

 筆者もドアエッジのキズを大いに気にしている1人だが、自宅の駐車場では、壁側のフロントドア、リヤドアが当たる壁面に、100均でも売っているウレタン製のマウスパッドを貼り付けたりして、万一、強風の際などに予期せぬ勢いでドアが開いたときに備え、ドアエッジを保護している。

 が、出先の駐車スペースではそうはいかない。そこで以前、考えたのが、狭い駐車スペースでドアを開ける際、運転席ドアポケットに忍ばせた、これまた100均で売っている滑り止めシート(7cm×7cm程度の正方形にカット)に磁石を露出しないように貼り付け、ドアエッジが当たりそうな駐車環境では、降車時、それをふたつに畳んだ状態でドアエッジのもっとも張り出している部分、または壁に当たりそうなドアエッジ部分にペタンと磁石で貼り付け、降車していたりしたのである。

 その手作りアイテムは、降車後は持って外に出て、乗り込む際も同じように、ドアをちょっと開け、壁に当たりそうなところに貼りつけてから乗車していた。アイデアとしてはかなり優秀(!?)と勝手に思っていたのだが、家族や周囲からダサイ、カッコ悪いと不評。とくに家族が運転する際は、「みっともないし面倒だから、使わない!!」と宣言されてしまった。たしかに、カッコ悪い、みっともない……。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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