ドアミラーからボディに映写できる!
タネを明かせば既存の技術のようだが、ビルに投影する場合は映写装置を投影対象物から一定の距離を置いて使用する。車両は移動するので、映写装置を離して設置することができないため、映像投射は難しいとされていたのだ。
ところが、同社の開発した装置は超短焦点なので、近接した場所に映像を正確に投射することができる。車両外観に映像投射する場合は、映写装置をドアミラーの下部に取り付ければよいのだ。これを応用すれば、トラックの荷台表面にも動画アートが可能になるというわけである。
この装置は、車両室内やウインドウにも投射が可能。用途はさまざまだがトラックの荷台部分を使用するのなら、街頭ビジョンのような情報発信にも使えるのだ。
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じつにさまざまな可能性を秘めた装置ではあるが、残念ながら現在の法律では公道において走行しながら使用するのは難しいとされる。それは、道路運送車輌法の保安基準に基づく規制や、地域ごとに定められている広告条例、環境保護条例、風致地区条例などによる制限だ。新しい技術に法律が追い付かないということもあるのだろうが、問題をクリアして実用化されることを期待したい。