この記事をまとめると
■高温などによりETCカードが破損しエラーが発生することがある
■ゲートを突破してしまったら安全な場所に停車しNEXCOに必ず連絡をする
■停止できた場合はインターホンで係員の指示に従おう
夏に頻発するETCトラブル
高速道路を利用しようとしたとき、なんらかの理由からETCゲートでエラーが発生し、開閉バーが開かないまま通過してしまったらどうしたらいいのだろうか?
じつは、猛暑が続くとETCのエラーは増える傾向にある。というのもETCカードの耐熱温度は、50℃程度。それ以上の高温になると、ETCカードに内蔵されているICチップが壊れ、カード自体が変形するトラブルが出ることがあるからだ。炎天下に駐車したクルマの車内温度は50度を超えることも少なくないので、ETCカードの挿しっぱなしはできるだけ避けるようにしよう。
また、走行中にETCカードの抜き差しを行うと、データの消失につながる可能性があるので、これも避けること。
ETCカードを抜き差しするイメージ画像はこちら
それでもETCゲートでエラーが出て、そのまま通過してしまった場合は、下記のように対処しよう。
まず、ETCバーを押し開いて通過してしまった場合は、安全な場所まで移動してから、クルマを止めてNEXCOのお客さまセンターへ電話する。オペレーターにつながったら、ETCカード番号、有効期限、車両番号、車両の特徴、以上4つを伝えればOK。
そのまま放置してしまうと不正通行として取り扱われることがあるので、必ず一報を入れること。
また、もしも入口で開閉バーが開かずに、路側表示機に「4輪STOP停車 2輪ETC退避」の表示が出で、バーに接触することなく止まることができたら、インターホンを使って係員の指示に従うこと。このとき、絶対にクルマを後退させないこと、クルマから降りてレーンを歩かないことが鉄則になる。
ETCエラーのイメージ画像はこちら
出口で開閉バーが開かなかったときも対応は同じで、インターホンで料金所係員の指示を仰ぎ、ETCカードを呈示するか手渡すようにする。
ゲートで開閉バーが開かなかったのに止まりきれなかった場合は、安全な場所で停車してからNEXCOのお客さまセンターへ連絡することだ。