初代シビック タイプRマニアはとりあえず拝んどけ! レジェンド級の職人たちがレストモッドしたEK9のクオリティに卒倒しそう (2/2ページ)

職人たちが仕上げた究極のシビック

 手掛けたのは、日本のレストモッドファクトリー、「Built By Legends」。今までに第2世代GT-R(R32・R33・R34)を、日本が誇る各カテゴリーのトップランナーとの協力の上、異次元の領域にまで作り上げている。たとえば、パワートレイン系はマインズ、ボディメイクはガレージヨシダ、エアロ関係はムーンクラフト、インテリアはスタジオ・ロクゼロと、名だたるファクトリーが「Built By Legends」のマシンメイキングに名を連ねる。ビルダーの名前は一例で、まだまだ協力しているファクトリーはあるので、詳しくはHPを見てほしい。

 このように、コスト度外視で究極の1台を生み出そうとしている「Built By Legends」が今回手をつけたというEK9が、期間限定で代官山T-SITE内の代官山 蔦屋書店に突如として現れた。「Built By Legends」が手掛けたEK9は本邦初公開という。

 ちなみにここの蔦屋書店は、以前からたびたび車両を入れ替え、テーマに沿った世界の名車を展示するイベントを定期的に行っているほか(貴重な世界中のクルマ関連の書籍や古本も手に入る)、ここ代官山T-SITE内の駐車場を使って、早朝にクルマ関連のミーティングを定期的に開催しており、毎回盛り上がっているので、関東のクルマ好きからしたらお馴染みの場所でもある。

 ここに展示されているEK9は、後期型をベースとした車体で、フロントバンパーとリヤスポイラー、ドアミラー、ブレーキキャリパーとホイール、マフラーが交換されているが、どれも派手なものではなく、パッと見ほぼノーマルという大人しい佇まい。EK9は純正+α程度まで1番美しいと個人的には思っているので、この時点で好印象。そしてこのEK9には、前述の第二世代GT-Rたちのように、日本が誇るレジェンドたちがマシンメイキングに加わっている。

 たとえば、エンジンやトランスミッションといったパワートレイン関係は、ホンダチューニングの老舗、SPOON SPORTSが担う。エンジンやミッションはもちろん同社のコンプリートパッケージ。ポテンシャルの高さはいうまでもないだろう。なお、外装パーツやマフラーもSPOON製となっており、「Built By Legends」と「SPOON」のタッグで仕上げられている(第2世代GT-Rたちはマインズとのコラボであった)。

 車体のレストアは第2世代GT-Rのボディリメイクでもお馴染みのガレージヨシダ。塗装はなんとホンダ車の塗装などを手掛けていた狭山車体。もはや自動車メーカークオリティの領域にまで踏み込んでいる。展示車両の後ろにあるパネルには、レストア風景の画像がいくつか掲げられているが、ホワイトボディにまで分解して、ゼロからやり直している風景が写っているのが印象的だ。

 そういえばホンダのタイプRといえば、”赤”がいつもテーマカラーとなっているが、この「Built By Legends」が手掛けたEK9は、”青”がテーマとなっている。なので純正レカロシート(SR-3)は、ホンダのインテリアデザイナーが所属するスタジオ・ロクゼロの手によって、本来赤いシートが綺麗な青色に張り替えられている。ちなみにこの青は、2代目インテグラ タイプR(DC5)に設定されていた青内装と同じ青とのこと。本来黒いリヤシートもこの青になっているそうだ。なお、車体のエンブレムも青色になっている。

 自身の愛車がEK9ということもあって、食い入るようにジロジロ見てしまったが、ここまで仕上げられているEK9は、ほかのイベントでも見たことがないほどの完璧さで、クルマというより美術品の領域にすら感じた。同社が手掛けた第2世代GT-Rたちもぜひ見てみたいものだ。

 なお、「Built By Legends」では現在シビック SiR(EG6)のレストモッドも進行中とのこと。

 あまりの完成度の高さに、「俺のシビックもこの次元までやりたい!」と思わずにはいられなかったのだが、調べたところ、第2世代GT-Rをレストモッドという形で制作を依頼すると目安として5500万円〜というプライスになるそうだ。

 EK9ではそこまではならないと思うが……マイホームを買うタイミングが来たら、愛車をレストモッドするか家を買うか、改めて考えてみたいと思う。ただ、決して高額とは思わないのは、このマシンを見ればきっとわかるはずだ。

 最後に、この美しすぎるEK9は2026年1月20日(火)まで展示されている。限定アパレルやピンバッジ、ミニカーなども販売されているので、ホンダオタクもそうでない人も、ぜひ1度見てみてほしい。このEK9のさらに詳しい内容は、また機会があれば改めて紹介したいと思う。

※イベントの詳しい詳細は以下よりご確認ください。

https://store.tsite.jp/daikanyama/event/car-bike/51876-2044311221.html


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