オヤジ感涙の車名「スターレット」が南アフリカで生き残っている! よく見るとその顔は……馴染みのあるアイツだった

この記事をまとめると

■世界中でSUVが人気のボディ形状となっている

■トヨタにはかつてスターレットというコンパクトカーがあった

■南アフリカにてスターレットを名乗るSUVが販売されている

名コンパクトハッチはSUVに!?

 世界的にSUVが人気なのは、いまさら説明する必要はないだろう。国産メーカーではほぼ全社がこのボディタイプのクルマをラインアップしているほか、SUVでないクルマを”それっぽく”見せる、◯◯クロスなんてクルマも多い。そんなSUV人気のビッグウェーブに乗り遅れまいと思ったのか、なんとなんと、スーパーカーメーカーまでこの分野に手を出している。

「お前はさすがにやらないだろ〜」と思っていたフェラーリやロールスロイスまで、SUVを手掛けているほど。とはいえ、フェラーリに関しては「プロサングエはSUVではない」とアナウンスしているが……。また、トヨタも国産車唯一のショーファーカーであるセンチュリーに、SUV風のボディタイプを追加。現在ではこちらをセンチュリーの中心モデルとしている。

 そんなSUVは、リーズナブルなモデルから、家一軒レベルの超高級モデルまで存在するわけだが、日本において、多くの人が手を出しやすい価格帯に存在する1台が、スズキ・フロンクスだ。インド生産ということもあり、コストが下げられているのだが、その品質は日本生産のクルマと遜色ない。むしろ、同価格帯の他モデルと比較して、ワンランク上の質感を感じるモデルだ。

 さて、そのフロンクスは、世界70カ国以上で販売されている世界戦略車なのだが、南アフリカで販売されているモデルが、日本人にとって親しみのあるであろう、「おっ!」な名前になっている。それが、「スターレットクロス」である。

 スターレットと聞けば、世代によって思い出すモデルが異なると思うが、やはりスポーツ色の強いホットハッチというイメージが先行するのではないだろうか。「KP」の愛称で親しまれたコンパクトFRモデルの2代目や、「韋駄天スターレット」で親しまれたEP71、ターボモデルも存在したEP82やEP91など、トヨタのホットハッチとして愛された。現在ではネオクラシックブームも相まって、中古価格も上昇中だ。最終モデルのあとは、ヴィッツにそのポジションを譲る形となり終売となった。

 その日本人に馴染みのあるスターレットの名前が、なんと南アフリカで生き延びていたのだ。ただし、よく見なくてもわかるように、見た目は全然あのころのスターレットではないのである。名前も、「スターレットクロス」となっている。そう。その正体こそ、先述したスズキ・フロンクスそのもの。

 これは、南アフリカで販売されているモデルで、スズキとトヨタが現地で強固な提携関係にあることから、スズキのOEMモデルとして、トヨタでフロンクスが、スターレットクロスという名前で販売されている……というのが、その答えだ。

 とはいえ、スターレット×SUVという組みあわせが論外かというとじつはそうでもない。というのも、日本でもかつてスターレットに、いまでいうクロスオーバーチックなモデルとして、スターレット リミックスというモデルがあった。ただしこちらはセールス的には失敗に近い状況だったので、いまとなってはレア車だ。

 ちなみに、かつて日本で販売されていたスズキ・バレーノも「スターレット」として販売されていたので、こちらも我々日本人にとってお馴染みのスターレットではないが、クロスではない方もちゃんと存在していた。南アフリカではトヨタが大人気であるが、次点でスズキといっても過言ではないほど、こちらも人気ブランドなんだそう。

 2025年、大いに話題になったホンダ・プレリュードのように、いつかトヨタからも国内市場で、往年の名車の名前がリバイバルすることを、首を長くして待ちたい。


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WEB CARTOP 井上悠大 INOUE YUTAI

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