ID.Buzzって樹脂バンパー仕様とかスポーティバージョンとか隠し球があるんかよ! 日本に入っていない海外仕様が魅力しかなかった (2/2ページ)

電気仕掛けならではの快速モデルも

 一方、ID.BuzzのバリエーションのなかでFreestyleの反対側に位置するのが「GTX 4MOTION」だ。GTXはフォルクスワーゲンのスポーツEVに与えられるグレード名で(過去にゴルフでも存在したがそれとは無関係だ)、ID.Buzzにも設定された。

 ID.Buzz GTXの特徴は、デュアルモーター4WDシステムにある。フロントとリヤに各1基のモーターを搭載し、システム出力は340馬力(250kW)、トルクは679Nmに達する。日本仕様の286馬力と比較すると、54馬力の出力増となる。この4MOTIONシステムは、前後のトルク配分を電子制御により瞬時に調整し、濡れた路面や悪路でのトラクションを向上させる。

 GTXはショートホイールベース(79kWhバッテリー)とロングホイールベース(86kWhバッテリー)の両方で設定される。0-100km/h加速はショートホイールベースで6.1秒、ロングホイールベースで6.7秒とミニバンらしからぬ俊足を実現。最高速度は160km/hに制限される。

 牽引能力も向上しており、ショートホイールベース版は1800kg、ロングホイールベース版は1600kgまで牽引可能に。日本仕様の牽引能力(未公表だが欧州の同等仕様では1200kg程度)と比較すると、大幅な向上となる。

 外観面では、GTX専用のチェリーレッドが設定され、ハニカムメッシュグリル、ブラックグロスのエクステリアパーツ、21インチアルミホイールといった点が標準モデルと異なるところだ。インテリアはブラックヘッドライナーを採用し、シートにはレッドステッチとレッドパイピングが施される。マルチファンクションステアリングにもレッドクロスステッチとGTXロゴが配される。

 日本市場でID.Buzzが受け入れられるかは販売動向を注目したいところであるが、FreestyleやGTXのような多様なバリエーションが存在することは、このモデルの潜在的な懐の深さを示しているといえるだろう。


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