メルセデス・ベンツとAMGとマクラーレンが共同開発した衝撃作! 伝説の「メルセデス・ベンツSLRマクラーレン」がもつ圧倒的パフォーマンス【21世紀スーパーカーFILE #021】 (2/2ページ)

復活した伝説は進化を続け派生モデルを生み出した

 そして、このファースト・モデルをスタートに、SLRマクラーレンのシリーズにはさまざまなモデルが派生していくことになる。

 まず2006年にはハイパフォーマンス仕様の「722エディション」が追加されるが、これは搭載エンジンの最高出力&最大トルクを650馬力&821Nmにまで高めると同時に、サスペンションやブレーキをさらに強化。

 エクステリアのディテールにも手が加えられ、最高速域でのダウンフォースはフロント側で約28%のプラスに、Cd値はスタンダードなSLRマクラーレンの0.374から0.366へとより魅力的な数字になった。同様の比較で44kgの軽量化には、19インチ化されたホイールなども大きく貢献している。

 ちなみに722という数字は、1955年にスターリング・モスのドライブによって、「300SLR」が総合優勝を果たしたときのスタート時刻であり、またゼッケンナンバー。これもまたメルセデス・ベンツにとっては特別な意味をもつものなのだ。

 2007年には待望のオープンモデルとなる「ロードスター」、そして翌2008年には、その高性能版である「ロードスター722S」もSLRマクラーレンのラインアップに加わる。

 各々の仕様はクーペのそれに共通しているが、ロック機構のみが手動となるものの、ほかは約10秒間でフルオートマチックでの開閉が可能なソフトトップで、オープンとクローズドのふたつのスタイルを使いわけられる魅力が大きいことはいうまでもない。

 さらにSLRマクラーレンシリーズのヒストリーには、2009年に最終モデルとして「スターリング・モス」が加わるのだが、これはまた別項でその魅力を詳しく解説することにしよう。


この記事の画像ギャラリー

山崎元裕 YAMAZAKI MOTOHIRO

AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 /WCOTY(世界カーオブザイヤー)選考委員/ボッシュ・CDR(クラッシュ・データー・リトリーバル)

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ
趣味
突然思いついて出かける「乗り鉄」
好きな有名人
蛯原友里

新着情報