痛みやすい部品を最新技術で新品に!
それが、いまでも絶大なファンを抱える、あの特徴的なA80スープラのインストルメントパネルの復刻だ! きっとクルマ好き男子なら嫌いな人はいないであろうこのA80スープラの、ドライバーを囲むようなインストルメントパネルは、いわずもがな、当然樹脂製のパーツである。
トヨタ・スープラ(A80)のインパネ画像はこちら
さらに、1993年から2002年までに作られていたことから、初期モノであれば車齢はとっくに30歳越え。しかもこのクルマは、筆者は大好きどころか欲しいクルマの1台だと最初に断っておくが、どちらかというと当時は不人気車であったというのが一般論。
なので、下取り価格もそれほど高額ではなく、いまでは信じられないほど安い販売価格だったので、扱いが雑だった個体も少なくないという。そしてこのインストルメントパネル、ガレージに入れていたり、カバーをしていないと日光に晒され、悲惨なことに……。とくに樹脂パーツに紫外線は大敵だ。
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しかし、このクルマの価値に気づいた頃にはもう遅い。中古車市場では傷んでいながらも、新車価格以上で販売されているのが当たり前だ。
また、チューニングベースになりがちだったクルマなので、ダッシュボードなどに追加メーターをつける人も多かった。なので、そのメーターの土台についた糊の跡が酷い場合も珍しくない。
このインテリアに惹かれて買った人はおそらくごまんといるはずなので、今回のインストルメントパネル復活は大ニュースだ。内装系はアフターパーツもなく、車種専用である場合が多いので、復刻するパーツのなかでも、再生産もかなり難易度が高いと聞いている。
復刻するトヨタ・スープラ(A80)のインパネ画像はこちら
ちなみにトヨタでは、「当時の質感を忠実に再現しながらも材料を現代のものに置き換えることで、課題であった耐久性にも配慮しています」と語っているので、往年のパーツを最新技術で味わえる。トヨタの最新技術なので、あと50年は乗れるはずだ(!?)。
気になる販売時期は、2026年秋頃の発売を目標としているが、価格は未定だ。発売後は通常の純正部品、および販売中のほかのヘリテージパーツと同様に、全国のGR Garageおよびトヨタ系販売店、ジェームス各店舗で購入でき、取り付けにも対応するとしている。国産車最高峰のカッコよさを未来に残すために、オーナー諸君はぜひ購入を検討してみてほしい。
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同じような年式の他社のクルマに乗る筆者としては、たとえ高額でもパーツが出るだけ精神衛生上、落ち着けるのは間違いない。「GRヘリテージパーツプロジェクト」、まったく羨ましい限りである。