本当にベルガーがF1で使っていたパーツがアクセサリーに! レースファン垂涎のアイテムの正体とは (1/2ページ)

この記事をまとめると

■HRCはF1エンジンのパーツなどを一般販売すると2025年に発表した

■メモラビリア事業のひとつとしてアクセサリーの販売が始まった

■分解したF1エンジンのパーツが実際に使用されている

注目のメモラビリア事業に動きあり

 2025年4月に、モータースポーツファンがひっくり返るようなとんでもないプロジェクトを、HRC(ホンダレーシング)が発表し、大きな話題となった。それが、HRCによるメモラビリア事業だ。なんだか馴染みのない言葉だが、このメモラビリア(Memorabilia)とは、訳すと「記念品」や「思い出の品」なんて意味になるそうで、主に歴史的なアイテムや著名人が使用したアイテムを指す際に使用される単語とのこと。

 そう。このメモラビリア事業で展開されるものはなんと、HRCがいままで保管してきたレース関係のアイテムを一般販売するという壮大なプロジェクトであった。HRCでは長年、かつてレースなどで使用してきたエンジンやそのほかの関連部品を大量に保管しており、ホンダコレクションホールなどに所蔵している車両も、ある程度は動態保存されているため、それ用のストック部品も大量に保管しているそう。しかしそのなかには、今後も必要なさそうなパーツや、余剰となっているパーツも少なくないという。それらを一般向けに販売していくと発表したのであった。

 このメモラビリア事業の第1弾は、2025年のモントレー・カー・ウィークにおいて、アイルトン・セナおよびゲルハルト・ベルガーが1990年のF1グランプリでドライブした、「マクラーレンMP4/5B」に搭載された3.5リッターV型10気筒エンジン「RA100E」をオークション形式で販売。すべて分解され、展示用ケースに収められたこのエンジンは、約3740万円で落札されたという。

 と、モータースポーツファンがこう聞いたところで、きっと多くの人は「そんなもの買えるか!」が正直なところだろう。いくら歴史的名品とはいえ、地方都市で家が購入できるほどの額だ。価値を知っていても、そうそう手が出ない。

 そこはHRCも承知済みで、同事業発表の際、「数千〜数万円で購入できるアイテムも用意します」としていた。しかし、その発表から約1年、とくに音沙汰がなかった。筆者も密かに期待していたのだが、やはり進展はなし。しかし、年始恒例のビッグイベント、東京オートサロン2026のホンダブース内にひっそりと、先のオークションで落札された「RA100E」のピストンが展示されており、「ECサイトで販売予定です」と告知されていた。これはさすがに相当な金額が予想されるが、まだ事業が続いているのは間違いなさそうであった。


この記事の画像ギャラリー

WEB CARTOP 井上悠大 INOUE YUTAI

編集者

愛車
ホンダ・シビックタイプR(EK9)/スズキ・ジムニー(JA11)
趣味
写真/ドライブ/サーキット走行/クルマ弄り/スノーボード/ダーツ/自転車/その他多数
好きな有名人
大泉 洋/織田裕二/篠原みなみ

新着情報