まだ見ぬR36型GT-Rとともに復活することを願う
そして、日産は2013年、ミッドナイトパープルを「IV」へと進化させる。驚くべきは、その設定先だ。当時、すでにR35型へと世代交代していたGT-Rではなく、なんとコンパクトクロスオーバーのジュークに用意された特別仕様車「プレミアムパーソナライズパッケージ」の専用色として、この伝説の名を復活させたのである。
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見る角度によって青紫から赤紫、オレンジへとダイナミックに色が変化する「ミッドナイトパープルIV」は、ジュークの独創的なフォルムをより際立たせた。300台という限定枠は、あっという間に完売したという。
さらに日産は2021年、今度は「ノート オーラ」にミッドナイトパープルを設定した。GT-R譲りの伝説的な色彩は、日常使いのコンパクトカーに纏わせても別格のオーラを放つ。妖しさ満点の紫が、単なるファミリーカーをプレミアムでスポーティなモデルへと押し上げたのである。
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そして、GT-Rへの本格的な復活は2021年に発表された特別仕様車「T-spec」で実現した。2025年モデルにおいても、ミッドナイトパープルは「Premium edition T-spec」の限定カラーとして採用されている。ちなみに、2025年8月に栃木工場からラインオフされた「最後のR35型GT-R」も、ミッドナイトパープルだったという。
このように、ミッドナイトパープルは決してGT-R専用色ではない。しかし、この色を多くの人に印象づけたのは、紛れもなくR33とR34のGT-Rであった。そして、そのDNAを継承したR35型GT-Rの最後の1台が、そんな伝説となったボディカラーを纏っていたというのはなんとも皮肉だ。
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先日、日産の長期ビジョン発表の場で、現CEOであるエスピノーサ社長はGT-Rのカムバックを明言した。R36型として復活するGT-Rとともに、ミッドナイトパープルも復活することを願いたい。