この記事をまとめると ■フォーミュラ・ドリフト・ジャパン2026ラウンド1が開催された
■この開幕戦にチーム風間はレクサスLBX MORIZO RR/Driftを投入
■残念ながらTOP16で敗退するも潜在能力の高さは見えた
世界初となるSUVのドリ車がついに実戦デビュー 2026年4月24日(金)~26日(日)にかけて2026シーズンのフォーミュラ・ドリフト・ジャパン(FDJ)が開幕した。この開幕戦にチーム風間がもち込んだのは、LEXUS LBX MORIZO RR/Driftである。この世界初SUVベースのドリフトマシンは、1月の東京オートサロンで初披露され、2月の大阪オートメッセでは人気車両コンテスト3位を獲得し注目された一台である。
大阪オートメッセで展示された風間オートのLEXUS LBX MORIZO RR/Drift 画像はこちら
Team KAZAMA with Moty’sが2023年シーズンから使用してきたIS500に替わってFDJに投入されるこのLBXは、ハイパフォーマンスグレードのMORIZO RRをベースに1000馬力超えの2JZエンジンを搭載。サムソナスの5速シーケンシャルドグミッションにクイックチェンジデフも採用し、駆動方式を4WDからFRに変更している。
セダンやクーペが大勢を占めるなか、このコンパクトSUVを託されるのがケングシ(具志健士郎)選手だ。フォーミュラ・ドリフトとFDJにフル参戦しているアメリカ在住のドライバー。FDJにはチーム風間から出場して5シーズン目となるが、2026年は昨年までのLEXUS IS500 F SPORT Performance/DRIFTからLEXUS LBX MORIZO RR/Driftに乗り換えての参戦となる。
LEXUS LBX MORIZO RR/Driftとドライバーのケングシ選手 画像はこちら
チームの風間代表は、「たとえばツアラーVであったり、レクサスのIS500とかって、ロングホイールベースで迫力のある見せる走りができるんですけども、シルビアとかGR86とかショートホイールベースのやつは、クイックにクルマをどんどん攻撃的に動かせるっていうのが特徴。パワーは1000馬力から1200馬力ぐらいでもうみんな一緒。だからあとはドライバーの走らせ方で車両の能力が発揮されるので、迫力のある走りがいいのか、きびきび走っていくのがいいのか、その辺はコースによって変わったりもしますね」
「このLBXは軽量でショートホイールベース。いまはまだできたばっかりなので、どういうポテンシャルかわからないので、それをいま、これからちょっとずつクルマを熟成させていくってところですね」
LEXUS LBX MORIZO RR/Driftのケングシ選手と風間オートサービスの風間さん 画像はこちら
我々はこの車両を1月には見ていたわけで、この実戦投入は満を持してという感じなのかと思われたが、じつはそうではなかったという。「オートサロンではもうできてましたが、あのときはまだシェイクダウンって感じじゃなかった。ただエンジンがかかるだけ、でしたね。カスタムカーのショーですから、基本的にはショーカーというイメージで、見た目の綺麗さにこだわってまして。大阪オートメッセが終わってからセッティングし始めて、いろんな細かいところをやりつつ、シェイクダウンして1回テスト走行しただけです」
「練習から走行を重ねるごとによい方向に向いてきたんですけど、まだまだ手を入れるところもあるし、方向性がまだ見えてない。これから特性をいろいろピックアップしていく状態で、自分たちもまだどの辺まで性能があるのかとはまったくわからない状況です」
ケングシ選手が乗ったのは、その3月のテストのときだけ。そしてレースウィークに入ってしまったことになる。しかし、予選ではきっちり13番手で通過。追走はラダーによってどういう選手と当たるかが重要だが、TOP16で優勝した中村直樹選手との対決となり、残念ながらここで敗退となってしまった。
ドリフトするLEXUS LBX MORIZO RR/Driftとそれを追走するGR86 画像はこちら
このSUVドリ車、まだまだ生まれたて、である。これが今後どのような熟成を遂げ、どのような戦いを見せてくれるのか、この先の戦いに注目だ。