中国がBEVオンリーだと思っていると痛い目を見る! 北京モーターショーで見えたエンジン&ハイブリッド開発への積極性 (2/2ページ)

エンジンユニットを堂々アピールする中国メーカー

 違和感を覚えたのはこれだけではない、今回の北京モーターショーにて中国メーカーが会場発表したり、イチ押し展示していたモデルの多くがガソリンエンジンを発電用に搭載するレンジエクステンダーEVだったのである。さらに、中国系メーカーの展示ブースにはHEVなどモーターが組み合わされたものが中心だったものの、エンジン(ハイブリッドユニット)の単体展示が積極的に行われていたのである。

 BEV普及率が5割に迫ろうとしている中国では、まだ5割強のひとがICE車に乗っていることになる。中国の街を見ていると、確かに高年式のBEVをよく見かけるが、それとは対照的な年式の古いICE車を見かける機会も多い。長年ICE車に乗り慣れているひとは、BEVを食わず嫌いしているひとも多く、BEVへの乗り換えがなかなか進まないともいわれている現地メディアの報道も見受けられた。

 さらに現地報道では、中国もご多聞に漏れずガソリン価格の高騰が続いており、そのような状況下でHEVが注目されているとのこと。さらに海外市場をみると、目下のところHEVが絶賛注目され、その中心が日本車となっているので、海外市場を見据えても中国メーカーがHEV関連の開発を積極的に行っているとも報じていた。

 ここ最近は中国メーカーの最新HEV技術の発表が相次いでいる。いくら腰の軽い中国メーカーとはいえ、そんなにスピーディに開発が進むのかという疑問は残る。BEVメインのなかであっても粛々と開発を進めていたのかもしれないが、中国メーカーのHEVを見ていると、「日本メーカー臭を強く感じる」とも囁かれている。産業スパイや技術漏洩などによる日本メーカーの技術そのものの無断転用するのではなく、実際に過去に日本メーカーで開発に携わっているひとの技術指導を受けながら自社開発しているのではないかというのである。雇用延長などがあっても65歳ぐらいでリタイヤとなるのが日本のサラリーマン。いまどきの65歳といえばまだまだ元気いっぱい。職場を去るときにはPC返却など関連資料をもち帰るということはもちろんできないが、頭のなかには記憶としてさまざまな情報が蓄積されている。

 仮に65歳で三顧の礼にて技術顧問などとして中国メーカーの一員となっても、記憶のアウトプットが終了すると用なしとなってしまうと聞いたことがある。技術顧問として着任する側もそれは承知の上だとも聞いた。

 ちなみに一部日本メーカーはこのような流れにすでに対応した動きを見せているともいわれている。

 とにかくBEVはすでに当たり前、AI関連技術を強くアピールするなか、エンジン展示も積極的に行う、まさに中国メーカーの手数の多さを会場で見せつけられた。

※画像の一部に生成AIを使用しています


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小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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