この記事をまとめると
■レーシングギアは試着で購入前にフィット感を確認することが重要だ
■レーシンググローブは素材や縫製で操作感が変わる
■シューズやスーツも機能性により価格が大きく異なる
安いモデルではダメなのか?
モータースポーツにエントリーしようとなると、必要となるのが公認品のレーシングギア。調べてみると高価なプライスにビックリしたという人も多いのではないだろうか? 「安いもので済ませようか……でも高い買い物だし、いいモノを長く使ったほうが……」と悩む人も多いはず。そこで今回は取材協力をしていただいたエンパイヤ自動車が扱っているスパルコの「グローブ」「シューズ」「スーツ」を例に、価格ごとの違いを見比べてみた。
もっとも違いがわかりやすいのがグローブだ。現代のレーシンググローブは、滑り止めにシリコンとバックスキンと2種類の素材があるが、バックスキンはバックスキン素材のステアリングでないと滑り止めとしての効果を発揮しない。また、バックスキンのステアリングに対してもシリコンのほうが食いつきがよいため、近年はそちらが主流となっている。
現代はシリコンの滑り止めが主流だ画像はこちら
シリコンタイプはエントリーモデルと上級モデル、どちらにも用意されている。では具体的な違いはどこにあるのか? それはシリコンによる段差の少なさだ。上級モデルになると生地にシリコンを浸透させる技術が使われるなどして、表面の段差が少なく作られている。これによってより正確にステアリングインフォメーションを得ることができるのだ。
スパルコの上級モデル「ARROW+」は生地に浸透させたシリコンの「HTXフラットグリップ」となっている(写真左)画像はこちら
また、「外縫い」と「内縫い」という違いがある。縫い目が外に出る外縫いだと指に対する引っ掛かりが少ないため、正確なインフォメーションを得やすい。ただ、手のひらの部分をフラットにするなどドライバーの好みに合わせて外縫いと内縫いを使いわけるケースもある。それに加え、上級のグローブは自然と手を軽く握る形状をしていて、ステアリングが握りやすくなっているのだ。
赤いグローブは指の部分が外縫いでステアリングからの情報が分かりやすい画像はこちら