アジアの王者「アルファード」も中国だけはライバルに敵わず! まさかの「ビュイック」がナンバー1なワケ (2/2ページ)

日本とは異なる独自の進化を遂げた中国市場

 ずいぶん前に、「GL8だから料金は高いよ」と白タク行為をしていたGL8のドライバーに話しかけられた。2025暦年締め年間新車販売台数をみると、11万2134台を販売してビュイックGL8がMPVクラスでトップとなっている(2位はデンザD9の9万2988台)。単に高いステイタスを維持しているだけではなく、販売台数でもGL8はトップとなっているのである。

 東南アジアではステイタス&人気ともに不動となっているトヨタ・アルファードの名前が出てこないことを不思議に思うひともいるかもしれないが、GL8は高級商務車とはいえ中国国内にて生産しており、車両価格帯は22.99万〜36.99万元(約528万〜約850万円)となっている。いっぽうのアルファードは日本からの完成車輸入となり、車両価格は89.90万〜92.90万元(約2067万〜約2316万円)となっているので、GL8とは同じ舞台には立っていないといっていい状況にある(中国国内の販売台数も全体に比べれば少量となる)。

 ただし、アルファードに代わる存在として中国で現地生産されている広州トヨタのフルサイズミニバンとなるシエナ(車両価格帯は29.98万〜39.38万元[約689万〜約919万円])が販売台数では9万2214台を販売して同クラス3位となっており、GL8に迫ろうとしている。

 GL8が現状では不動のステイタスと販売ナンバーワンの座を維持しているが、中国系と日系ライバルがその座をじわじわと脅かしているようにも見え、これからも注目したいと考えている。


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小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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