踏切内でクルマが止まっちゃった……警報が鳴り始めたけどどうればいい!? パニくる前に知っておくべき踏切のルール

この記事をまとめると

■停止しないで通り抜けることが踏切通過の大前提だ

■踏切内で立ち往生して列車遅延などを起こすと高額な損害賠償が発生する可能性がある

■万が一踏切内で停止した場合は非常ボタンを押して列車に異常を知らせることが最優先だ

踏切内で止まってしまったらどうすべき

 クルマを運転していると、踏切を通過しなければならない場面に遭遇することがあります。踏切を通るときは、踏切内で停止することがないよう、一気に通過するのがルールです。しかし、実際の交通社会では、踏切内で車両が停止したために遅延や事故が発生しているのを見ることがあります。もし、あなたが踏切を通過するとき、クルマの故障などにより踏切内で止まってしまったら、どのようにしますか? 今回は、踏切を通過するときの基本ルールや踏切内で停止したときの対処法などについて解説します。

踏切内で止まらないように通過するのが基本的なルール

 踏切を通過するときに「止まらないようにする」という点については、多くの人が覚えているでしょう。しかし、踏切を通過する際は、止まらないようにするだけでなく、そのほかにも気をつけなければならないことがあります。それは、踏切の先に自分の車両が入れるスペースがあるかどうかを事前に確認するということです。

 また、道路交通法 第33条には、「車両等は、踏切を通過しようとする場合において、踏切の遮しや断機が閉じようとし、若しくは閉じている間又は踏切の警報機が警報している間は、当該踏切に入つてはならない」と定められています。

 実際の交通社会やニュース映像などを見ると、警報機などが鳴り始めているのにもかかわらず、踏切内に入る車両等を見かけることがありますが、この行為は非常に危険です。

 こうしたルールを守らずに、踏切に入って停止したり、車両の一部が踏切内に残っていたりすると、列車衝突事故を起こしてしまいます。もし、列車が衝突する事故を起こしてしまうと、損害賠償金などを請求されるのでしょうか。

踏切で立ち往生すると損害賠償金を請求される?

 踏切内で車両等が停止してしまったために、列車衝突事故や電車の遅延を発生させた場合、損害賠償金などを請求される場合があります。ただし、踏切内で車両が停止してしまう原因はさまざまです。よって、事故の原因によって、どの程度の損害賠償金を請求されるのかは異なります。

 多くの乗客やそのほかの電車に影響を及ぼす車両の踏切内停止をした場合、その損害賠償の金額は少なくとも数千万円以上になる可能性が高いです。もし、複数の路線に影響する線路上で車両を停止させてしまうと、それ以上の損害賠償金となるでしょう。

 急いでいるために「行っちゃえ!」と判断をしたために、踏切内で車両を停止させると大きな代償を払うことになります。そのため、踏切で止まることがないよう、踏切を通過するときは、警報機の音などをしっかり確認しましょう。

もし踏切で止まってしまったときはどうすればいいのか

 基本的なルールを守っていても、踏切を通過しているときに遮断機が降りてきたり、クルマの故障やトラブルなどによって踏切内で車両が停止してしまったりすることがあります。このような万が一の事態が発生したときは、どうすればよいのでしょうか。

 踏切を通過中に遮断機が降りてきたり踏切内で停止したりしたときの対処法は次のとおりです。

車両が動く場合:そのまま前進する(遮断機はクルマで押すと斜めに上がるようになっています)
車両を動かせない場合(エンスト、脱輪、前後づまり等):ためらわず非常ボタンを押して列車に線路内トラブルを知らせてください。非常ボタンがない場合は発煙筒や赤色灯、目立つ色の旗を振るなど、何かしらで合図をしてください。
(参考:JR東海「踏切でのトラブル対応」より)

 このような事態にならないよう、踏切を通過するときは、踏切内で停止することがないよう、しっかりと安全確認をして通りましょう。

※画像の一部に生成AIを使用しています


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齊藤優太 SAITO YUTA

ライター/インストラクター/ジャーナリスト

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