中に入って走って初めてわかった! 家族と知人で頑張る純プライベーターチームがS耐に参戦するワケ (2/2ページ)

耐久レースは表彰台がすべてじゃない

共有ピットが生んだ助け合い

 24時間レースはシリーズのなかでもっとも参戦台数が多いため、ピットが共有となることが多い。今回我々は日本モータースポーツ界の老舗でもあるIMPULさんとピットを共有させて頂いた。そして今回、耐久レースは助け合うことが大切だということを、我々はIMPULさんから学ばせて頂いた。

 レース終盤、残り1時間を切ったところで駆動冷却系のトラブルが起きてしまい急遽ピットイン。「あと少しでチェッカーなのに……リペアが間に合うだろうか……」と心配した。チームのメカニックさんが懸命にリペア作業を行うなか、なんとピットを共有するIMPULさんが手を貸してくださったのだ。より高く上がるジャッキを貸してくれたり、もち込んでいたミッションオイルを差し出したりして下さり、なんとか86号車は修復されコースへ復帰。無事にチェッカーを受けることができた。

 レースであるからライバルよりも前で走りたいのは当然だが、耐久レースは助け合ってできるだけ多くの参加マシンでチェッカーを受けてこそのものである……そんなモータースポーツに対する見習うべき姿勢をIMPULさんに見せて頂いたなと感じた。

 紆余曲折のドラマのあとのチェッカーは、表彰台に上がっていなくてもこみ上げてくるものがある。これは正直言葉では表現しがたい。この何事にも代えがたい高揚感と達成感があるからこそ、また来年もこの舞台に立ちたいと思い、モータースポーツがやめられなくなってしまうのだ。


この記事の画像ギャラリー

西川昇吾 NISHIKAWA SHOGO

-

愛車
マツダ・ロードスター(NB8C後期型)/ボルボV40 T4
趣味
スポーツ走行、写真撮影、ネットラジオ鑑賞
好きな有名人
織田裕二、駒形友梨

新着情報