【試乗】シビックe:HEV RSは「ロードセーリング」じゃなく「レーシングスポーツ」を名乗ってヨシ! ハンドリングもパワーユニットも最高に楽しいクルマに仕上がっている (2/2ページ)

「RS」を「レーシングスポーツ」にしてもいいんじゃないか

 試乗コースはアップダウンにツイスティなコーナーが連続する芦ノ湖から箱根のワインディングだ。e:HEV RSのパフォーマンスに対応したスプリングと新設ダンパー、ロール剛性を11%高めたスタビライザー、各種ブッシュ類の高剛性化、新開発のタイヤ(グッドイヤー・イーグルF1 アシンメトリコ6)など、すべてがe:HEV RSの加減速とコーナリングの限界性能を高めるためのもの。タイヤに関しては静粛性と乗り味のよさを上手く引き出しているのが好印象だった。

 この結果、e:HEV RSはまさにFWDのハンドリングカーであるといえる。それはモーターの加減速レスポンスの鋭さ、アクセルOFFした際の減速Gによる荷重移動が前2輪に強く加わるため、ハンドル操作に対してのレスポンスが驚くほどいい。

 ということで、e:HEV RS、ロードセーリングを意味する「RS」だが、今日のモデルは「RS=レーシングスポーツ」の意味だと解釈していい。それほど完成度は高い。最後に価格の約480万円だが、シビックだと思うと高額な気もする。が、そのメカニズムとパフォーマンスに対しては十分に見合う適正価格だと思う。遡るとデビュー時のシビックタイプRと同価格帯!?

 近年のホンダの価格付けは「間違いではないか!?」とBEVのスーパーワンの価格に目と耳を疑った。もっとしっかり儲けてほしいと思う今日このごろだ。

 ちなみに、e:HEV RS誕生の背景には、3年前から 「e:HEVを鍛える」 べく本田技研の若手精鋭エンジニアと、レース活動を積極的に行う自動車ジャーナリスト集団TNS(TOKYO NEXT SPEED)とのタッグで、「モビリティリゾートもてぎ」で開催されるエンジョイ7時間耐久レースへの参戦を続けていることも少なからず関係する。

 常に高負荷を与え使い続けるe:HEVユニットが真夏の灼熱の暑さに耐えられるか、8月22〜23日のEnJoy7時間耐久レースはまさに最終章。注目してほしい。


この記事の画像ギャラリー

新着情報