ガソリンの消費期限は3カ月〜半年
オイルと比べると冷却水は軽視されがちだ。ラジエータに封入されていて、風を当てることで冷却。エンジン外壁のウォータージャケットのなかを循環させることで、エンジンから熱を奪う仕組み。
真水ではなく、アルコールを主原料とするLLC=ロングライフクーラントとの混合水。「不凍液」とも呼ばれるように、外気温が氷点下になっても凍結させないことが主目的で、防錆や防泡、さらに冷却といった役割も担っている。
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これも長期間高温にさらされるうちに徐々に劣化。なかでも冷却性能の低下はシビアで、最悪エンジン自体の破損に至るオーバーヒートのリスクが急激に増す。
冷却水(LLC)の劣化を視認することは非常に難しく、メーカーが指定したサイクルで定期的に交換するのがトラブル回避の最善策だ。
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最近ではS-LLC=スーパーロングライフクーラントと呼ばれる長寿命タイプもあるので、選択肢のひとつとして検討してもいいだろう。
最後にガソリン燃料について付け加えておきたい。じつはガソリンは空気と触れた瞬間から劣化(酸化)が始まっている。その酸化劣化物には燃料系統の金属部品を腐食させる作用があり、燃料タンク、燃料配管などが腐食すると燃料漏れや部品の早期劣化の原因に。
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さらに問題となるのは劣化ガソリンから生成される粘着性物質で、インジェクターなどの燃料系に付着して目詰まりが生じる。エンジンの不調や出力低下を誘発するだけでなく、エンジン自体に大きなダメージを与える可能性もあるという。ガソリンの消費期限は明確にされていないものの、「3カ月から半年」が一般的とされている。
このガソリンの話に限らず、多くの人がしているかもしれない、クルマのアンチエイジングを考えての”走らなすぎ”が、逆に寿命を縮める原因になりかねないとは……怖い話だ。
※本記事は雑誌「CARトップ2025年9月号」の記事を再構成して掲載しています