この記事をまとめると
■ニュルブルクリンク24時間レースへ向かう途中にルクセンブルクのシェンゲンを訪問
■ルクセンブルクとドイツとフランスの3カ国を行き来しながら国境のないヨーロッパを体感
■ガソリン価格やスーパーの品揃えなど国ごとの違いも楽しみながらニュルへと向かった
ニュルへと向かう前に3カ国の国境が隣接する街に
ニュルブルクリンク24時間レースへ向かう前に、ルクセンブルク在住の友人宅で楽しい1日を過ごさせていただきました。ご家族のみなさんと朝食をゆっくりいただいて、いよいよニュルへ向かいます。
友人から、どうせならモーゼル川沿いにある、シェンゲンという小さな街に寄っていくことをお勧めいただきました。シェンゲン? どこかで聞いたことのある名前だと思ったら、シェンゲン協定が締約されたその地がシェンゲンなのだそうです! 1985年6月14日に欧州経済共同体に加盟していた当時の10の加盟国のうち、ベルギー、フランス、ルクセンブルク、オランダ、西ドイツの5カ国が、ルクセンブルクのシェンゲン市の前を流れるモーゼル川に浮かぶプリンセス・マリー・アストリという船の上で署名をした場所でもあるのです。その後のシェンゲン協定によって、国境検問所が撤廃されて加盟国の行き来がスムースになりました。
モーゼル川の前のEU加盟国の国旗画像はこちら
丁度、このシェンゲン協定が締結された場所の向い岸はドイツ、その先すぐはフランスで、まさに3カ国に跨る重要な場所だったと聞き、ニュルへ行く前に寄り道をすることにしました。
うっかりすると見落として通り過ぎてしまうような小さな街のシェンゲン。案内板に沿って行くと、シェンゲン協定が締結されたプリンセス・マリー・アストリ号はレストアされていて、ミュージアムとして活用されているようです。
モーゼル川沿いのシェンゲン市内画像はこちら
まずは記念のミュージアムの見学に行くために受付へ行くと、ミュージアムのチケットには本館とプリンセス・マリー・アストリ号の中の見学も含まれていました。入場料5ユーロを支払うとカードキーを渡されて、それを専用の機械に通してチェックインの際に名前や国籍を入力したこともあり、最初のブースでは私の名前と日本の国旗も表示され、このタイプのミュージアムは初めてのとても体験で新鮮でした。
シェンゲン協定の加盟国の各パスポートや国境警察の展示をはじめ、各国が加盟した年代や時代背景などを学ぶことができて非常に興味深かったです。確か、1980年代から1990年代初頭にヨーロッパ内を旅行した際には、いちいち国境検査があったのを思い出しました。また、プリンセス・マリー・アストリ号のなかには、1985年6月14日に署名された際の写真パネルの展示がありましたが、この日からいわゆるヨーロッパ国内の開国のはじまりだったのですね。
シェンゲン協定のときの写真画像はこちら
ミュージアム近辺の見学を終えて、さてニュルへ向かおうかと思ったのですが、どうせならルクセンブルク、ドイツ、フランス間を行き来してみることにしました。
シェンゲンから向かい岸へモーゼル川を渡る橋の途中でドイツへ入国。一旦、ドイツへ入国した後は、Uターンしてフランスを目指しました。感覚でいうと群馬・栃木・埼玉の三県境を跨ぐような感覚でしょうか。