軽自動車を極めることでコストを抑えてクルマを研究
こうして製作したアルトワイドで、学生時代は学ドリ(全日本学生ドリフト王座決定戦)に参戦。現在は愛知県の池の平ワンダーランドで開催されている池の平ダートトライアルシリーズに参加しているという。10年ほど前に完成した車両ながらまだまだ改造はとどまることを知らず、取材時にもフルコン制御化を狙って作業が進められていて補機類やアクセルペダルまでもが外された状態だった。
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このほかにも、前職のスズキとタジマのクルマ好き仲間と参加しているという軽耐久仕様のアルトや、ショートホイールベースによるアルトとの挙動の違いに興味があって購入したターボ仕様のツインなど、3台のスズキの軽自動車とともに暮らすみっちーさん。これまで総勢50台ものスズキ車を所有してきたという。
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軽自動車の魅力について尋ねると、「土屋圭市さんやモンスター田嶋さんなどの伝説的なドライバーも、かつては100馬力以下かつ800kg以下のマシンで運転を学んでいました。速いクルマに乗れば運転が上手くなるとは限らないと思います。
チューニングに関しても、「純正で250馬力程度のエンジンを1000馬力にするのと、純正で64馬力の軽自動車のエンジンで200馬力を絞り出すことでは、必要となる技術は変わらないと考えています。なので、小さなクルマは比較的少ないお金で高い技術を学ぶ教材になると思っています。いまの僕は速くて高価なクルマに乗るより、技術を磨くことにもっぱら興味がありますね(笑)」と語ってくれた。
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ほかにも、スズキ車は共通部品が多いため、同時期のワゴンRが現存する限りは古いアルトでも部品の調達に困らないことや、維持費が安いので浮いたお金でたくさんドラテクの練習に励むことができることも、アルトに乗る理由だという。
最後にみっちーさんに将来の夢を尋ねると、「やっぱりパイクスピークに参戦したいですね」。みっちーさんが設計に携わったマシンがパイクスピークを駆け上がるのも、そう遠くない話かもしれない……。
※本記事は雑誌「CARトップ2026年4月号」の記事を再構成して掲載しています