硬派×ラグジュアリーのプレミアムカー
車内は、「クロカン四駆=無骨」といったイメージをもつ人も少なくないと思うが、今回の新型パジェロに至ってはその真逆。デザインやそのキャラクターとはいい意味でミスマッチともいえる、ラグジュアリーな空間が広がっている。
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インテリアは、悪路を走る際に重要な”水平”がいつでもわかるよう、水平基調をベースとした仕立てとなっている。なお、今回は20年ぶりのフルモデルチェンジと銘打っているように、いままでのパジェロとはかけ離れた、2枚の14.3インチ(一部グレードでは12.3インチ)の大型ディスプレイが、運転席とインストルメントパネル正面に鎮座。イマドキのクルマと同様に、さまざまな情報がモニターを介して表示される。
とくに見逃せない要素が、ティザーサイトや公式SNSなどでも告知されていた、初代と2代目パジェロの特徴的な装備、3連メーターが今回の新型パジェロで復活。高精細なモニターに、「GPS」「ジャイロセンサー」「車速」「加速度」など、さまざまな情報を映せる。悪路を走る際はもちろん、このクルマが本格的なオフロード四駆であることを証明する装備だ。
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また、スマートフォンなどと連携し、さまざまなアプリや情報を投影できるようになっているので、ユーティリティ面も抜群にいい。シフトノブ前には置くだけ充電機能もあるほか、エアコンはボタンとダイヤルで操作するタイプなので、流行りのタッチパネルではなく、あえてアナログで操作できる点も嬉しい。また、ステアリング裏にはパドルシフトも装備し、道路状況に合わせたギヤ選択が可能だ。
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インテリアにおけるそのほかの特徴として、日本の伝統工芸である「木目込み」から着想を得た縫製技法を施したソフトマテリアルを採用する。触り心地は非常に滑らかで上質で、高級感も忘れない。硬派なクルマでありながら静粛性も高く、フロントガラスや前後ガラスには遮音ガラスを採用するほか、エンジン音や風切り音を軽減する工夫がボディ随所に施されているという。そのため、外から聞くとクロカン四駆に相応しい、力強いディーゼルエンジンの音が聞こえる一方で、車内は高級車に引けを取らない静粛性を実現している。
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新型パジェロは、現在のところは従来のモデルでいうところの、ロングモデルのみの設定となる。よって、3列目シートまでが用意され、7人乗りとなっているのだが、3列目は足もと、頭上ともに平均的な身長の大人が乗っても窮屈さを感じない空間となっているほか、2列目シートは150mmのスライド機能も備える。ボディ全体も車内同様に水平基調の仕立てで箱型となっているので、車内は想像以上に広いのだ。シートアレンジも多彩で、さまざまな物を搭載可能。ただし、地面とラゲッジまでの高さが大人の腰ほどまであるので、荷物の積み下ろしは大変なケースがあるかもしれない。
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運転席もひと工夫されており、トライトンをベースとしたラダーフレームとしつつも、悪路では欠かせない車両感覚や視認性向上のために、30mmほど着座ポイントを引き上げている。余談だが、見切りがよくなるよう、ボンネットの中央部をあえて凹ませたデザインを採用している点もクロカン四駆らしいポイントだ。空調も3列目まで届くよう、3ゾーン独立温度コントロール式フルオートエアコンを備える。
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車内のカラーリングは上質かつ高級感を演出するキャメル調のものとしている。なお、アウトドアで使用しても汚れが目立たないような色合いになるよう工夫されている。ちなみに、アウトランダーPHEVにも採用されているヤマハとの共同開発で実現した「Dynamic Sound Yamaha Ultimate」を採用する点も見逃せない。
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また、初代と2代目のパジェロの助手席に採用されていたアイコン的存在、アシストグリップも今回の新型パジェロで復活。助手席と運転席の両端に縦型に装備されたそれは、乗り降りする際や悪路を走る際に握ることで、身体を安定させることができるため、デザインだけではなく、機能部品としてしっかり役目を果たす。
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現在のクルマには欠かせない先進安全装備も充実。たとえば運転支援機能である「MI-PILOT」や、衝突軽減ブレーキシステム、踏み間違い防止アシスト、前方衝突予測警報、初採用となる緊急時車線維持支援機能など、安全面も抜かりない。また、駐車時やオフロード走行時に役に立つ3Dマルチアラウンドモニターや、フロントアンダーフロアビューといった各種カメラ機能も充実している。万が一の事故の際や煽り運転の被害に遭っているときに有効なSOSコールなども備える。
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初代モデルから続く「Confidence(悪路走破性・信頼性)」と、「Comfort(快適性・扱いやすさ)」を、確実に受け継ぎ、現在三菱がもつ最高の技術を集結し、奇跡の復活を遂げた新型パジェロ。往年の三菱ファンはもちろん、最高峰の4WDを求める人には間違いなく刺さる、最高の相棒になってくれるはずだ。
価格や詳しい販売時期は調整中とのことなので、続報に期待したい。