ミニバンでも予想以上の仕上がり
一方、巨大なオールラウンドミニバン、デリカD:5も長谷川選手の104号車はほぼノーマルに近い状態で、マシン開発を行ったティーアイテックの代表、石原孝行氏は「タイヤ、ホイール、ロールバー、ガード類、ブレーキパッド、シート、マフラーを除けば、ほぼノーマルの状態。必要なものだけをワンオフで作成しました。外せる部分は取り外して、2名乗車にしているのでPHEVのアウトランダーよりは軽くなっています」と語る。
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気になるマシンのフィーリングも好感触で、104号車のステアリングを握る長谷川選手は「テストを兼ねて第4戦の浅間アタックにデリカD:5で初めて競技に参戦してみましたが、思った以上によい仕上がりでした。やはり、昨年まで投入していたアウトランダーPHEVは車両重量が重たいんですけど、それよりもデリカD:5は400kgぐらい軽くなっていますからね。パワーはないけれど、ハンドリングはいいと思います。車高の高いクルマなので、ドリフトを避けつつ、グリップでトラクションをかけて走らないといけないんですけど、ミニバンでここまで走れるのはいいと思います。実際にレグ1でもとくにトラブルは起きていないし、S-AWCの搭載で“歴代最強のデリカD:5”と呼ばれるだけあって、乗りやすかったのでいいタイムで走れたと思います。ディーゼル車両で初めて競技に参戦していますが、トルクで走れるので面白い」と印象を語る。
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事実、長谷川選手は高速グラベル戦のラリー北海道で安定した走りを披露し、OP-XC1クラスで3位に入賞。ライバル勢がレクサスGX550h、トヨタ・ランドクルーザー300ということを考えると殊勲のリザルトだといえるだろう。
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このようにXCRスプリントカップは車種バリエーションが多彩で、続々とニューマシンが登場。最低限のカスタマイズながら、過酷な林道グラベルを走破しているだけに、SUVやクロカンモデルのユーザーには要注目のシリーズとなっている。