この記事をまとめると
■日本のメガサプライヤー「アイシン」の最新技術を試乗
■三菱がインドネシアで作る「エクスフォース」にも採用
■AIを活用した減衰力調整機能はレクサスESに搭載される
日本が誇るメガサプライヤーの底力
愛知県刈谷市に本社を構える「アイシン」という会社をご存じだろうか。自動車に詳しい方なら「トヨタ御三家と呼ばれるメガサプライヤーのひとつ」と即答されるだろう。たしかに“トヨタ系”という認識は正しいが、同社の製品はトヨタにだけ納められているわけではない。じつに世界40社に納入されるグローバルサプライヤーなのだ。
しかも、アイシンの作る自動車部品は幅広い。いわゆる「走る・曲がる・止まる」にかかわるあらゆる部品を用意している。また、ただ自動車メーカーの依頼に応じて製造しているのではなく、「人がどう感じるかを大事にしたい(同社・吉田守孝社長 談)」と高い理念を掲げている。
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走り全般を磨くべく、サプライヤーとしては珍しく巨大なテストコースを有しているほどだ。今回、同社の豊頃試験場(北海道)に赴き、各社の量産モデルに採用された最新技術に触れることができたので、報告したい。
具体的にいえば、走るの領域ではふたつのハイブリッドシステム、曲がるの領域ではAIを活用した減衰力調整ショックアブソーバー、そして止まるの領域では回生協調ブレーキを体験することができた。
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まずは最新のハイブリッドユニットから紹介しよう。
ともすれば、ハイブリッドシステムは自動車メーカーが独自に開発する秘伝の技術というイメージもあるが、アイシンは2000年代から自動車メーカーへハイブリッドシステムを供給しているなど、豊富な実績をもつサプライヤーだ。
最初に試乗したのは、ジープ・チェロキー。トヨタ御三家と呼ばれる日本のメガサプライヤーは、ステランティスの電動化戦略についても一翼を担っている。
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そして、ジープ・ブランドとして初のハイブリッド(プラグインハイブリッドは以前から存在している)として誕生したのが今回試乗したチェロキーで、1.6リッター4気筒ターボエンジンに組み合わされる2モーターハイブリッドシステムはアイシンの作だ。
アメリカといえば自動車関連の関税対応が重要だが、アイシンがジープに納めるハイブリッドシステムはノースカロライナ州で製造される。こうした現地生産に関するノウハウの多さもグローバルサプライヤーらしい部分であり、ハイブリッド技術の開発経験が豊富なことを示している。
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気になる走り味だが、第一印象は「日本のハイブリッドカーみたい」といったもの。ターボエンジンの影響もあるのかもしれないが、アクセル操作と加速感の関係性がちょっとリニア感に欠けるというか、一拍おいてグンと走り出すといったシーンもあった。
もっとも、こうした味付けは自動車メーカー側で実施しているとのことで、これがアメリカ市場でのニーズなのかもしれない。
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