スポーティかつラグジュアリーを極めた! レンジローバースポーツに初のフルEVモデルが登場 (2/2ページ)

厳しい環境でのテストを重ねて走りと安全性を両立

 さらに、バッテリーの安全性と品質を高めるため、JLRの新しいバッテリー試験研究所では、実際のバッテリーに対し-40℃から+90℃という過酷な環境下で多軸振動・衝撃テストを実施。業界基準を上まわる先進的な安全機能を備えているとアピールする。

 20年以上にわたるレンジローバースポーツの歴史的節目を記念し、最終テストの舞台に選ばれたのは、標高3000フィート級の山々に囲まれたイタリア・カッラーラの大理石採石場だ。最大45度の急勾配、絶えず変化する路面状況という世界屈指の厳しい環境のもと、プロドライバーが磨き上げられた大理石の表面から粉塵が堆積した路面までを走破し、オールホイールステアリングによって採石場内の狭く急なヘアピンカーブをスムースに駆け抜けた。グローバル試験・開発プログラムの最終段階では、日本の千葉県南房総市にある「THE MAGARIGAWA CLUB」のプライベートサーキットでもテストが実施されている。

 走行サウンドにも独自のこだわりが光る。エンジニアたちはシンプルな音色を重ね合わせ、音楽とエンジニアリングの境界を超えたサウンドデザインを新たに開発。ドライブモードごとに異なる音響体験を楽しめる仕立てとした。製造はほかのパワートレイン同様、英国ソリハル工場で行われ、ほぼ無限の組み合わせからパーソナライズできる「レンジローバー ビスポーク」にも対応する。

 内燃機関由来の力強さをEVで継承するという難題に、専用チューニングされたシャシーとサウンドの両面から答えを出したレンジローバースポーツ エレクトリック。パフォーマンスSUVの電動化が、着実に新たな段階へ進んだことを印象づける1台だ。


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