なぜ埼玉に「洗車の聖地」が? 謎のカー用品量販店を探るために春日部に行ってみた

洗車用品と店長の洗車愛がぎっしり詰まった店舗内

「洗車の聖地」として話題を呼んでいるオートバックス春日部。その原点は、洗車好きを自負する関根慎吾店長自らがブランドを調べ、イベントで実演販売を重ねた地道な発信力にある。

 きっかけとなったのは英国発の「オートフィネス」を扱ったイベントでの店頭実演。想像以上の反響があったことで、洗車に興味のあるユーザーが数多くいることを実感。陳列するアイテム数を拡大し続けた。

 コロナ禍の影響で洗車ブームが訪れたタイミングだったこともあり、人気の洗車系ユーチューバーやSNSで取り上げられ、口コミも拡散。洗車好きの”巡礼先”として、名前が定着した。

「お客さまの興味がありそうなブランドやアイテムを揃えていたら、こんなになってしまいました」という洗車関連コーナーには、国内外ブランドのカーケミカルが所狭しと並ぶ。

 色鮮やかなボトルが棚を埋め、ブラシだけでひとつのコーナーが埋め尽くされるほどだ。また多くの商品にサンプル品が用意され、クロスやウエスの触り心地やボトルのトリガー感を感じながら選べる”体験型”レイアウトも特徴となっている。

 日頃から「ただ販売するだけでなく、洗車の楽しさを伝える」を信条に、ケミカルメーカーを招いた実演会や洗車オフ会を定期的に開催してきた同店。来店者に施工体験や情報交換の場を提供する”楽しめる売り場”づくりがリピーターを呼び、週末には県外からも数多くのユーザーが訪れている。

 とくに注目なのはワンタッチで液剤交換ができるカートリッジ式ケミカル、希釈液だけで拭き上げるリンスレスシャンプー、砂の再付着を防ぐディテールガード入りバケツの3点。いずれも効率と仕上がりを両立させる〝最新兵器〞としてリピーターを生んでいる。

 来店してもらえれば、春日部店が”聖地”と呼ばれる理由が理解できるはず。イベント情報は同店公式インスタグラムにて随時発信中だ。

春日部店で見つけた、最先端の洗車道具3選!

TAILBACK “PLUG-IN”

 “ファッションとディテーリングの融合”を標榜する洗車用具ブランド「TAILBACK(テールバック)」が販売する「PLUG-IN」は、同社の溶剤のボトルを入れるための容器だ。愛車のカスタムのように、カーケア用品も自分だけの仕様にしてこだわりを楽しむための商品だという。現在は薬剤やスプレーなどからなる「TB SET(4万5000円)」と「LAUNDER SET(ランダーセット、3万5000円)」というセット販売のみとなっている。

  

リンスレスシャンプー

 リンスレスシャンプーとは、すすぎが不要で節水効果のある洗車用シャンプー。リンスレスシャンプーを溶かした水をつくり、それをクルマに塗布。スポンジやタオルで洗ったあと、乾拭きで拭き上げるというのが大まかな使い方だ(詳しくは商品ごとの取り扱い説明を参照のこと)。海外の使える水の量に限りがある地域でとくに人気のある商品だというが、日本でも洗車場所が身近にない人や手軽に洗車がしたい人、環境に配慮したい人にオススメ。

  

DETAIL GUARDZ ダートロックバケツフィルター

 バケツに装着することで、スポンジに付着した砂利やゴミを閉じ込めることができるという「ダートロックバケツフィルター」(2530円)。スポンジに付着したゴミの粒子はフィルターの下に落ちて集められる仕組みになっている。さらにスクラブ・ウォール180(2200円/※写真の黒いパーツ)、スクラブ・アンド・ポンプアタッチメント(2200円/※白い円盤状のパーツ)を組み合わせることで、より高い効果を得る。

  

※本記事は雑誌「CARトップ2025年8月号」の記事を再構成して掲載しています


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