この記事をまとめると ■モータースポーツはメカニックやスタッフのサポートが不可欠だ
■スーパーGTやスーパー耐久ではレースエンジニアが活躍している
■52号車「Green Brave GR Supra GT」のエンジニアにいろいろ質問してみた
レースを左右するエンジニアの役割とは マシンを使用した競技、モータースポーツでは、メカニックのサポートが必要不可欠。とくにドライバー交代やタイヤ交換、給油などのピット作業を伴う耐久レースでは、メカニックのパフォーマンスがリザルトを左右することも珍しくはないが、メカニックとともに重要な存在となるのが、レースエンジニアだといえるだろう。
52号車「Green Brave GR Supra GT」 画像はこちら
レースシーンを見ているとチームウエアを着て、ピットでパソコンと睨めっこしていたり、ドライバーと話をしたりする人を見かけるが、彼らがそのレースエンジニアにあたる。で、そもそもレースエンジニアは何をやっているのだろうか? メカニックは工具を持ってクルマを整備したり、タイヤを装着・脱着したり、給油したりと作業内容がわかりやすいのだが、レースエンジニアはどのような仕事をしているのか?
というわけで、8月21日〜23日、鈴鹿サーキットで開催されたスーパーGT第5戦「SUZUKA GT 300KM RACE」の会場で、レースエンジニアを直撃。52号車「Green Brave GR Supra GT」でGT300クラスに挑む埼玉Green Braveのチーフエンジニア、近藤收功氏にエンジニアの仕事内容を解説してもらった。
52号車「Green Brave GR Supra GT」のエンジニアの様子 画像はこちら
まず、レースエンジニアにはいくつかの種類があり、その分類はカテゴリーやチームによって異なるが、一般的に「トラックエンジニア」、「パフォーマンスエンジニア」「データエンジニア」で構成されているようで、簡単にいえば、パフォーマンスエンジニアとデータエンジニアは走行後のデータを分析。主にパフォーマンスエンジニアが車両の性能に関する部分を分析し、データエンジニアが車両にトラブルがないかを確認しているようだ。
そして、パフォーマンスエンジニアとデータエンジニアが分析したデータをもとにセッティングの方向性を決めているのが、トラックエンジニア、いわゆるチーフエンジニアだ。
52号車「Green Brave GR Supra GT」近藤收功氏 画像はこちら
前述の近藤氏は「パフォーマンスエンジニアは、レーシングカーの走行データをもとに、もうちょっとここを詰めたらこのコーナーがコンマ数秒アップするとか、クルマを速く走らせるための方法を検討し、トラックエンジニアに提案。一方、データエンジニアは水温や油温を含めてデータに異常がないかを管理して、何か異常があればトラックエンジニアに伝えます。その両エンジニアから上がってきたデータを統括しているのがトラックエンジニアで、パフォーマンスエンジニアが提案したもののなかから、最適なものを選んだり、データエンジニアから不具合の報告があれば、すぐに修復するのか、セッティング変更を優先するのか……といった感じで判断を行っています」と解説する。
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