この記事をまとめると
■クルマはECUの制御によって動いている
■ECUチューニングには「書き換え」と「フルコン」という2種類がある
■それぞれ同じECUでも中身がまったくの別物だ
「書き換えECU」「フルコン」ってなに?
クルマには、その頭脳ともいわれるパーツとして「ECU」というものがついている。このECUというのは、ありとあらゆる人が、あらゆる乗り方をすることを想定して、メーカー側が誰が走らせても”ちょうどいい”塩梅でクルマが走るように、そのECUの中身、つまりプログラムを設計している。
なので、暑かろうと寒かろうとクルマは元気に走るし、急にアクセルを開けてもスムースに加速するし、滑りそうになったら各タイヤを制御して横滑りを防いだりと、普段何気なく使っているクルマのあらゆる機能をECUが制御している。
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しかしそのECUだが、先ほどいったように「誰が乗ってもちょうどいい塩梅」になるように設計されているので、それを「ちょうどよくない」と感じる人も少なからず存在する。それが、サーキット走行を楽しんだり、もっとレスポンスのいい加速にしたい、もっとパワーが欲しいといったチューニングを好む人たちだ。
そこで出てくるカスタムが、「ECU書き換え」だ。ただこの「ECU書き換え」と同列で語られるもうひとつのチューニングがある。それが「フルコン」と呼ばれるもの。「フルコンピュータ(Full Computer)」の略だ。
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そしてここがややこしいのだが、一部のチューニングショップや中古車屋の謳い文句、またはブログなどで、「フルコンセッティング済み!」とか「フルコン済み!」みたいなことが書かれていたりすることがある。で、蓋を開けてみるとまったくフルコンではなく、ただの「ECU書き換え」だったというオチが少なくない。
ではそれぞれどんな違いがあるのだろうか?
まず「ECU書き換え」だが、これは前述したメーカー出荷時の万能型ECUを、チューナーがあの手この手で解析して、その人好みのセッティングに仕上げる、または取り付けたパーツに合うようにプログラムを書き換えるというもの。これのメリットは、純正でついているあらゆる機能、たとえば横滑り防止機能やセキュリティ、エアコンなどなど、さまざまな機能は残しつつ、パワーに関係する場所だけをチューニングできる点だ。
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そして、いまついているECUを1度外してまた付け直すだけで済むので非常に手軽。新車時のECUはそのクルマのもつポテンシャルの80%程度しか出ないように調整されているともいわれているので、このECU書き換えを行うと、秘めたる力が解放されることになる。よって馬力も、プラス10馬力ないし、車種によっては20〜30馬力ほど上がることもあるそうだ。
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もちろん、ただ闇雲にパワーだけ上げてもほかのパーツがついていかないので限度があるが、この書き換えのセンスはチューナーの技量も関係するので、書き換えを依頼したショップやメーカーごとに特性が異なるのも特徴だ。なお、最近のクルマはプログラムが超複雑なほか、セキュリティの面からも、解析が難しくなっているそうだ。
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