「純エンジン車」は今後“贅沢品”に! 国産の既存モデルが続々ハイブリッド専用車になる本当の理由 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■最近はハイブリッド専売車が増えている

■ハイブリッド専売車が増えた背景には2030年度に始まるCAFE規制が影響している

■今後は純ガソリンエンジン車が嗜好品という特別な存在になる可能性がある

ハイブリッド専売車が増えるのはCAFE規制の影響

 このところ、フルモデルチェンジやマイナーチェンジを機にハイブリッド専用車になるモデルが増えている。最近では、スバル・クロストレックが全車ストロングハイブリッドへと商品改良したことが話題となったが、こうしたトレンドは数年前から始まっている。

 振り返れば、日産ノートが2020年に現行型へフルモデルチェンジした際に、e-POWER(ハイブリッド)専用車となったあたりから、もともとは純エンジン車だったモデルのハイブリッド専用化が本格化した印象がある。

 トヨタRAV4が現行型へのフルモデルチェンジを機に、ハイブリッドとプラグインハイブリッドだけになったのも、こうした流れで考えると自然だ。同じ車格のトヨタ・ハリアーについても、先般のマイナーチェンジにおいてエンジン車を廃止してハイブリッド専用モデルとなっている。

 もっとも、ハリアーのケースでいえば、プラグインハイブリッドも同時に廃止されているので、売れ筋のパワートレインにラインアップを集約したという見方もできなくはない。同様の見方は、先日の商品改良によってハイブリッド専用となったレクサスLSにもいえそうだ。

 ほかのメーカーでも、こうしたトレンドは確認できる。マツダの中心的モデルであるCX-5についても、フルモデルチェンジにより2.5リッターのマイルドハイブリッドだけの設定となっている。ホンダでいえば、復活したプレリュードもスポーティなクーペスタイルながらハイブリッド専用モデルだ。

 というわけで、国産車における純エンジン車の廃止とハイブリッド専用モデル化といった例は枚挙にいとまがない。軽自動車やコンパクトカーは純エンジン車も数多く残っているが、このままでは国産車から純エンジン車が消えてしまう未来もあり得ない話ではなさそうだ。


この記事の画像ギャラリー

山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

愛車
スズキ・エブリイバン(DA17V・4型)/ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)
趣味
モトブログを作ること
好きな有名人
菅麻貴子(作詞家)

新着情報